※引き続き、2010年10月のインド旅の様子です。


朝、身支度を整えて食堂に行くと、

🤵🏽「Good morning〜♪」

昨日の陽気なホテルマンが出てきて、朝食の準備をしてくれた。

トーストと、白身だけの卵焼き(←初めて見た)、コーンフレークの温ミルク掛け、マンゴージュース(めちゃくちゃ美味しかった)、チャイ。

食堂には、私とホテルマン以外誰もいなかった。
他の宿泊者はもう食事を終えたらしく、食べ終わった食器や残飯が地べたに積み重ねられていた。

見てはいけないものを見たような気分…

そそくさと食事を済ませて部屋に戻った。

午前11時にロビーでガイドさんとドライバーさんと待ち合わせ。
今日は、これから地元のご家庭でカレー作り
現地の方々と触れ合いたいと思ったので、オプションでお願いしたのだった。

昨日は辺りが暗かったのであまり見えなかった街の様子が良く見えて面白い。

車・バイク・リキシャーが溢れ、クラクションの嵐で、少しの隙間でも入り込んで来る。
もう、"俺が俺が"状態!

バイクに乗っている人はほとんどヘルメットをかぶっていない。
しかも2人乗り3人乗りは当たり前。

かと思えば、路上に突然牛!🐂
野犬が我が物顔で道を横切る。
道路脇で座り込んで作業するおばあちゃん、地べたにゴザを敷いて寝ているおじいさん、木にかけたハンモックに乗って「わ〜い!」と言わんばかりに(←多分言ってる)両手を上げて楽しそうに揺れてるおじさん…

カオスだ…

そして、車は集合団地のような所の敷地内で停まった。
車を降りて、その中の一棟へ。
入り口付近で男性がハーモニカを吹いていた。

階段を昇り、ガイドさんがインターフォンを押すと、中から若い女性が出て来た。
あら、若奥様のお家?

笑顔で中に招き入れて貰った。
ドアを開けてすぐ応接間のようになっていたので、靴を脱いでソファーの下に置く。

中には、この家のご主人と奥さんがいらっしゃっり、ご挨拶と自己紹介。
最初に出迎えてくれたのは、ハイスクールに通う娘さんだったのだ。

家の中をひととおり案内してもらった。
キッチンの横には、電飾がピカピカつく祭壇があり、ヒンズー教の神様が祀られていた。
リビングには、ガネーシャ像等に混じって"こけし"があった。
ご主人は日本でも仕事をされているとの事だった。

早速、食材の買い出しに。
徒歩すぐの青空市場だった。
量り売り。

そして、買ってきた野菜を切る。
まな板は使わない。
器用に手に持ったままサクサクと切る奥さん。
私はまな板無しで切った事がないので、思うようにいかずモタモタしてしまった。


Let's cocking!
①鍋に油を入れ、ニンニク、生姜ペースト、クミンシードを入れて茶色くなるまで炒める。
②先程切ったジャガイモ、カリフラワー、トマトを入れ、さらに炒める。
③ひたひたまで水を入れ、スパイスを加えて15分位煮込む。
④ダルという豆を塩で茹でた物を加えて更に煮込む。
キッチンには沢山の種類のスパイスと豆があった。見た事無いものばかり…

そして、出来上がりがコチラ!↓

ガイドさんに食べ方を教えて貰って味わった。
右手だけでチャパティ(写真の中の大きく平べったいパンのようなもの)をちぎり、カレーをつけて食べる。
ご飯にはカレーをまぶして右手だけで混ぜて食べる。
左手は"不浄の手"とされているので、使わない。

ちょっぴり辛いがと〜っても美味しかった‼︎😋
インドで地元の方から教えてもらいながら作ったという事が何割増しにもなり、幸せ気分。

絶対日本でも作ろう!


🔹メモ🔹

☝️カレーについて
「インドの人は、毎日カレーを食べても飽きないの?」
と、聞いたら
「中の"具"を毎回変えるから飽きない。」
「日本人にとっての"味噌汁"みたいなものだと思う。」

なるほど〜😃❗️

朝と昼は、野菜や豆のカレーで軽目に、夜はチキンやマトン等お肉系でボリューミーにするとの事でした。

私は帰国してから、教えて頂いたレシピで作ってみました!
インドを思い出す懐かしい味になり、大満足でした。
最初に油を熱した後に"クミンシード"を入れるだけでもかなりエキゾチックな味になるので、オススメです。

調子に乗った私は、しばらく何にでも"クミン"をかけていました😅