いよいよ、サハラ砂漠へ向かう日がやってきた。
この日は、フェズを出発してほぼ一日中バスに乗る。

昼食は、"ミデルト"という街で、マスのグリルとアップルタルトを頂いた。
この街は、マスとリンゴが名産との事。

マスのお腹の中にローズマリーの葉がタップリ入っていて、爽やかで美味しかった。

↓レストランの外観が可愛かった。

そのレストランを背にして見えた景色がコレ!
何と、遠くに見える山が雪に覆われていた。
アトラス山脈だ。
地理の授業で聞き覚えのある名前。
ここだったんだ…

アフリカ大陸で、まさかこんな景色が見られるとは、驚きと共に感動‼️

さて、ようやく砂漠の玄関口といわれる"エルフード"という街に到着した。
ここからは、バスを降り、4WD車に分乗。

ドンドン街を離れ、荒涼ととした景色の中へ。
道は次第にガタガタ道になり、果ては道さえも無くなった。
砂利のような大地を、土埃を上げながら車は走る。
お尻がシートから浮き、車の天井で頭を打ちそうだ。

キャ〜!ハッハッハッ!

車内はみんな大絶叫&大爆笑?
スリル満点で、楽しかった。

いよいよ太陽がかなり低い所まで沈んできた。
車から降りて、移りゆく空を眺める。

遮る建物が一切なく、赤い太陽が地平線へと飲み込まれていく姿は神秘的で神々しかった。
そして、太陽が沈むにつれて、空はオレンジ色からバラ色そして紫色へと徐々に変化して行く。

私は今、砂漠の真ん中で陽が沈む瞬間を目撃している‼︎

普段、日本で何気無く見ていた夕陽が、ここではこんな風に見えるんだ…

今日も一日ありがとう〜っ‼︎
思わず叫びたくなる。
この太陽が、今度は日本の空へも昇っていくんだ…
この地球上の人々は、たとえ何処にいたって、たった一つのこの太陽を見ているんだよなぁ…

何だかロマンチックな哲学的な気分になってしまった。

再び車に乗り、到着したホテルは、とても大きく綺麗だった。
部屋の中は、暖かみのあるベルベルのファブリックで統一されていて、凄くカワイイ❤️
一目で気に入った。

夕食後、屋上へ星空観測に行った。
みんなが懐中電灯を消すと、一瞬の闇の後に、空一面の星!
ひゃ〜っ‼︎
一斉に感嘆の声が上がった。

こんな星空生まれて初めて見た。
北斗七星やオリオン座、天の川も!
プラネタリウムみたい。

あまりに美し過ぎて、涙が出そうだった。
しっかり目に焼き付けておこう。


(※2017年2月のツアーの時の内容です。)


🔹メモ🔹

☝️宿泊したホテル
オーベルジュ・ ド・ トゥンブクトゥ
"メルズーガ"にあります。
建物全体が清潔で綺麗。
部屋によってインテリアカラーが違っていて、とてもオシャレです。
ビュッフェ形式の夕食にはモロカンサラダ、タジン、クスクス等のモロッコ 料理をはじめ、様々な種類の料理やケーキ、デザートも豊富で、全て美味しかったです。
建物の裏が砂漠!ラクダもいます。