随分前のブログで触れましたが、デジタルカメラのデータを携帯に取り込む事のできるアイテムを購入したおかげで、今までご紹介出来ていなかった写真をアップするとともに、ちょっと不思議な運命(?)を感じるお話をしてみたいと思います。

今の夫(今までの流れからブログの中ではレオと呼んでいます)と出会ったのは、モロッコのイフレンという街。

この時が"初モロッコ旅"だった私は、ツアーを利用していた。


ここは、"モロッコのスイス"と呼ばれているらしく、標高が高く、冬には雪が積もるリゾート地だ。


私達のツアーで訪れた時は2月だったので、日陰に積雪の名残が見られた。


↓これが、レオと出会ったライオンの像

昔はこの辺りに本物のライオンが生息していたそうだ。


この日は、イフレンからザード峠を越え、エルフードという街まで行く。


"ここはザード峠ですよ"の看板↓


ここから更に進むと、こんな景色が↓

モロッコ版"ホースシューベント"とでもいおうか。

ホースシューベントとはこちらのブログにて↓

ちなみに、この辺りで観光バスが停車する度にお土産物を手売りしていた青年がいた。


モロッコの民族衣装ジュラバを着てターバンを巻いたその青年は、めちゃくちゃ美しいお顔だったので、私達女性陣は色めきだった(笑)。


何人かのお姉様方は、この青年から草で編んだらしい馬のマスコットのような物を購入し、その代わりに一緒に写真を撮ってもらったりされていたので、「なかなかやりますなぁ」と、しばし盛り上がった。


いくつになってもみんなでこういうノリで盛り上がれるの、私は好きだな😊


お姉様方の計らいでちゃっかり撮らせて頂いた、草で編まれた馬のお土産物


昼食に立ち寄った"ミデル"にあるオテル・タダールというホテルの中にあるレストランでは、"マスのグリル""リンゴのタルト"を頂いた。

どちらもミデルト名物だそうだ。

マスのお腹の中にたっぷりのハーブ(恐らくローズマリー)が詰め込まれていて、とても美味しかったのを覚えている。


さらに進み、砂漠の玄関の街"エルフード"に到着。

ここで4人ずつぐらいのグループに分かれて4WD車に乗り換え、いよいよサハラ砂漠へ。


途中から道がなくなり、砂利と土の"荒野"になる。

もうガッタンガッタン揺れて体がシートから浮いて車の天井に頭を打ちつけそうになるのだ。


ドライバーさんは、お互いに競争するかのようにスピードを出すもんだから、砂埃や土煙がすごい。


車内はヒーハー!🔥

もう、キャ〜キャ〜叫びつつ笑えてきて、みんなテンションがおかしくなっていた。


この日は、このツアー最長の移動距離だったので、とても疲れたが、一番楽しかったかもしれない。


そして、途中のポイントで一旦下車し、みんなでサハラ砂漠に沈む夕陽を見た。

一同、美しさに息を呑んだ。

太陽って、この世に一つしかないのに、どこで見るかでこんなにも違うんだなと改めて思った。


陽が沈んですっかり暗くなった頃、ようやく宿に到着。

砂漠のオアシスの中にあるオーベルジュ・ド・トゥンブクトゥという、メチャクチャ素敵なホテルだった。


部屋の中も素敵

このホテルがこのツアーの中で一番好きだった。


更に、このホテルの屋上から観た夜空は、もう満天の星で、プラネタリウムよりもはるかに凄かった。

本当に美しくて、ずっと観ていたかった。


そして、部屋に戻ったら、携帯電話が鳴った。


そう、それがレオからなのだった。


この時は幸か不幸か、電波が悪くて話す前に切れてしまったのだが…


この日を境にレオと繋がり、今に至ったのである。


この日は、色んな事があり、本当に忘れられない日になった。


実は、このツアーに参加する前にもう一つ他のツアーに申し込もうと思っていたのだが、本当にモロッコに行こうかどうしようかと悩んでいる間に予約が満杯になってしまい、諦めていた所、このツアーを見つけて申し込んだのだった。


もし、あの時、即決で最初のツアーを申し込んでいたら、レオと出会う事はなかっただろう。

あの日、あの時間に、あの場所に行かなければ、私の人生は全く別の物になっていたのだと思うと、運命ってあるんだなと思った。


🎵あ〜の日あ〜の時あ〜の場所で君に出会わなければ〜僕〜らは、いつまでも、見知らぬ二人のまま🎵

って小田和正さんの歌の通りだ。


レオと出会った時のブログはこちら↓