「嫌なことを言うなあ。」と思う人に出会うたびに
『アンデルセン童話』だったか,『グリム童話』だったか,
小学校の低学年のときに読んだ本に載っていた
優しい娘がしゃべると,言葉と共に 口から 宝石や美しい花が出てきて
意地悪な母親や姉たちがしゃべると,言葉と共に 口から ヘビやヒキガエルが出てくる
という話が心に浮かんでくる。
給食のパンを ほとんど食べずに 丸めて捨てたりする子を見るたびに
新しいダンス靴を汚してしまうのが嫌で,
買ってきたパンを踏んで 水たまりを渡った娘が
その靴が脱げなくなって,死ぬまで踊り続ける,
という話が (誰にも言わないけれど) わたしの頭の中には 浮かんでいるのだ。
あやふやな記憶で,本当にそんな話だったのかさえも怪しいのだが
この歳になっても なんとなく怖いのだから
小さい頃の『お話』の威力は,半端じゃないと つくづく思います。