2021.9.17
珍しい鹽土老翁神を
祀る塩竃神社
塩釜港沿いを歩き続け、塩竃神社へ
彼岸花が咲く東参道(裏参道)を
登ります
塩竈神社は
「志波彦神社・鹽竈神社」として
二社が同一境内に鎮座しています
まずは塩竈神社から
◆ 東参道鳥居 ◆
今回の仙台紀行のお伴は
伊達正宗キティです
こちらが表参道側
◆ 表坂 ◆
◆ 随身門 ◆
境内は、社殿14棟と鳥居1基が
国の重要文化財に指定されています
随身門裏側に奉納されている鹿さん
可愛かったので
◆ 唐門 ◆
鹽竈神社
御祭神:鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)※
武甕槌神・経津主神
※鹽土老翁神は謎の多い神ですが
海や塩の神格化と考えられています
全国の鹽竈(塩竈・塩釡)神社の総本社
東北鎮護・陸奥国一之宮
鹽竈神社は武甕槌命・経津主神が
東北平定をしたおりに
両神を先導した塩土老翁神がこの地に留まり
人々に製塩を教えたと伝えられています。
古くから東北鎮護・陸奥国一之宮として、
朝廷や庶民の崇敬を集めてきました。
当神社創建の年代は不詳ですが
平安時代初期、嵯峨天皇の御代に編纂された
「弘仁式」に「鹽竈神を祭る料壱万束」とあり
厚い祭祀料を授かっていたことが知られます。
武家社会となってからは
平泉の藤原氏、鎌倉幕府留守職の伊沢氏、
そして特に伊達氏の崇敬が厚く、
歴代藩主が大神主として務めてました。
現在の社殿は伊達家四代綱村が9年の歳月をかけ
宝永元年(1704)に竣工したものです。
◆ 左右宮拝殿 ◆
唐門をはいって正面の社殿。
左宮に武甕槌神、右宮に経津主神を祀り
左右宮は権力者に崇められた武神でした。
◆ 別宮拝殿 ◆
鹽土老翁神を祀る別宮。
塩の神・安産の神として
庶民の信仰を集めてきました。
左が左右宮拝殿、右が別宮拝殿
◆ 日時計 と 文治灯籠 ◆
仙台藩が北海道の警備を行ったさい
鹽竈神社に無事を祈願しました。
この燈籠は、警備の無事遂行を感謝して
文化6年(1809)9代藩主伊達周宗公により
奉納されたもので、装飾が見事です
レリーフには、いろいろな動物がいます
御朱印は次回の志波彦神社で…
次は志波彦神社です!!