今週末は、ネットフリックスで日本のドラマを見ました。
「恋はつづくよどこまでも」"An Incurable Case of Love(治療不可の恋)"という原作が少女漫画のドラマ。
田舎の女子高生・佐倉七瀬が修学旅行先の東京でイケメン医師・天堂浬(かいり)の人命救助に立ち会い、恋心を抱き、看護師になって同じ病院に勤務するところから始まるラブコメです。こうして日本のドラマを見られるなんて、いい時代になったもんだのぅ。
さて、このドラマを見て思ったこと:
主役の女優さんは若いころの宮崎美子に似ている
(ネットからお借りしました)
恋愛対象の俳優はイケメンだけど、演技はクサい(舞台俳優出身なのかな?)
ストーリーの設定は40年前と変わっていない。「明るくて可愛らしいドジっ子」と「暗い過去を抱えた冷たく厳しいイケメン」の恋愛。
天堂先生より来生先生のほうが人間的に絶対上で、いい家庭を築ける人材。それに気づけない主人公は愚か者。
主人公の同期、酒井看護師は賢い(仕事ができる・気遣いできる・来生先生の良さに気付ける)
天堂先生はメンタル弱すぎ。もしブサイクだったら誰も洟もひっかけないタイプ。
天堂先生はモラハラ。性格悪すぎ。イケメンだから許されている。
看護師「私と先生じゃ釣り合わない・・・」
医師「今さら何言ってんだ。俺とお前が釣り合わないことぐらい100万年前からわかってる」
ハネムーン期が終わると、可愛いと思えた女のドジ加減に男は呆れてイライラし始めるだろう。尊敬できると思っていた男の厳しさと口数の少なさに女は冷たさと孤独を覚えるだろう。20年後二人の心はすれ違うだろう。
天道先生は元婚約者の妹(姉?)の医師を選んだほうが、平和で楽しい人生を送れるだろう。
性格の悪さをつらい過去のせいにして、美化しすぎ。
主人公、モテすぎ。
「頼りなくてミスも多いけど、いるだけでみんなが笑顔になる優秀なナース」というセリフは恐ろしすぎる。私は「頼りがいがあってミスもしないのは当然、いるだけでみんなが笑顔になるナース」がいいDEATH
主任看護師役の女優さんは、本当に現場にいそうな顔をしている。
ドラマに必ず登場する「飲食店を経営する人物」が、このドラマには出てこない。代わりに主人公のアパートにたむろして飲食する。
ドラマの最後に簡単リセットのための「留学」や「海外移住」はありがちだが、このドラマに「留学」は必要だったのか?
最後の最後で、大事なシーンで超脇役がぶっ倒れるシーンは必要だったのか?
たった4話目で話がぐーんと進みますが、その後もいろいろ起こって二人の心が試されます。
ステディ宣言しても深い関係にならず、キスやハグでドキドキする女心。
二人きりになっても手を出さないことを指摘されたとき、「お前、俺がどんだけ我慢してると思ってんだ」という、女性にとって最高の褒め言葉をささやいたり、
全体的に作者が言われたい臭い台詞のオンパレードみたいな感じですが、軽くて明るいストーリーなので、35年前の女の子も胸をときめかせながら最後まで見ることができました。
私も入院するなら日本の病院がよかったなあ、日本では4〜5日入院の手術でも、アメリカでは日帰りだからな〜・・・って結局は現実的な意見が残る50代でした。