乗り遅れたとき渡されたもの(怒) | チョコのめでたいブログ

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アメリカの田舎町に住むアラ還の日記である

アメリカ入国時に驚いたことを書いたけど、ほかにも驚いたことがあります。

 

 

 

ニューアーク空港では国際線到着ターミナルから国内線ターミナルまで電車移動でした。

 

これがまたなかなか来ないし、やっと来ても少ししか乗れないというしょぼい電車でした。

 

何本か見送り、やっと乗れて目的のターミナルAに到着すると、ゲートに行く前のセキュリティの列がものすごいことになっていました。

 

もちろんアメリカの空港係員なんてみんな嫌々ながらチンタラ仕事してっから、全然進まず・・・

 

 

後ろにいたお兄ちゃんが「僕乗り遅れそうだから先に行かせてください」と言ってきたので、「うちもなんです」とお互い搭乗券を見せあったら、うちの方が出発5分早かった絶望

 

 

やっとアホみたいなセキュリティを通過し、ゲートに走って行くと、あれ?ゲートが変更されている!?あわてて新しいゲートに移動するも、1キロ近く離れていましたゲッソリ

 

 

 

そして、ほんの数分の差で飛行機のドアが閉まっていました〜!

 

ドアクローズは1:20。

 

今は1:23。

 

出発は1:40。

 

飛行機はまだそこにいる!

 

つか、まだジェットブリッジついてるし、なんなら地上係員が飛行機に向かってる!

 

 

ゲートにいたユナイテッド航空の係員に「なんとかドアを開けてもらえないか」と嘆願してみました。すると・・・

 

QRコードがついた名刺サイズの紙をピラッと渡され、

 

「これで自分で次の飛行機を取り直せ」

 

 

アメリカに戻って来たなあと思ったわ魂

 

私「でも飛行機はまだそこにいるのに」

 

女「ドアが閉まるのは1:20。今は1:25」

 

はあ、ごもっともです。

 

これ以上こいつに権力行使の快感を味わわせたくなかったので、さっさと無言で名刺サイズの紙を受け取り、無言でその場を去りました。

 

サンキューなんて言うもんかムカムカ

 

 

愚痴:アメリカ女って自分に落ち度がないとなると必要以上に高圧的になるよね。よく従業員が「カレン*」な客に殴られたとかいう動画上がってるけど、お互い様なんじゃないかと思っちゃう(もちろん暴力をふるった方が悪いが)。乗客がどんなに怒っていたとしても、客室乗務員が真摯な態度だったらああいう状況にはならないよね。

 

*カレンとは、些細なことで従業員に文句を言ったり、「責任者出せ」と言い出したりするメンドくさい客のこと。日本の場合は断然男性に多いがアメリカは女性に多い。

 

 

まあ態度はともかく・・・

 

こんなQRコード出されても、困る!!

 

物理的に空港にいるのに、なんで対面じゃなくていちいちチャット?

 

スマホがない人はどうするの?

 

英語がよくわからない人はどうするの?

 

デジタルに慣れてない人はどうするの?

 

 

 

実際に私のスマホは、なぜか接続がわるくて、QRコードが開かず・・・

 

デジタル世代のティーンの娘が全部やってくれたからよかったようなものの、一人だったら完全アウト

 

 

あせっている私に対して、娘たちはとても落ち着いていました。そして「いつかは家に着くから」と。

 

成長したねえ。学ばせてもらうよ悲しい

 

 

でも・・・

 

これでいいのか、ユナイテッド航空さんよ!

 

ANAの共同運航便だからといってANAに言ってもしょうがない。

 

とりあえず日本と比べたら不幸になるだけだから、日本のことは忘れる。

 

 

 

そういえばね、ずっと前シカゴ空港で成田行きがすごく遅延して、全員が別便に振り替えられたことがあります。

 

カウンターの前は振替便を求める長蛇の列。

 

成田行きとはいえ乗客のほとんどは乗り継ぎで、最終目的地がほかのアジアの国。カウンターでそれぞれが苦情を入れるので、さらに手続きに時間がかかっていました。

 

アメリカ人係員たちの態度も最低だったけど、私はあんな下っ端に文句言ってもしょうがないとわかっていたので(←自分も下っ端平社員だったから)静かに振り替えてもらいました。

 

そんな中、私以外に文句を言わない人がいました。見ると日本人男性でした。

 

ああ、なんて冷静で紳士的なんだろうキラキラ

 

さすが礼儀正しい日本人キラキラ

 

 

・・・と思っていたら・・・

 

 

成田に到着したら、日本人係員相手に長々、ネチネチと嫌味ったらしく苦情を入れていました。

 

ダッサ!!!

 

苦情入れたかったならシカゴでアメリカ人に言えばよかったことで、すでに到着した成田で日本人に言ってもしょうがない

 

こいつに比べたらシカゴ空港のカウンターで訛った英語でもしっかり苦情を入れていたほかのアジア人客たちの方がずっと強いし、かっこよかったわ。

 

紳士的どころか、ただのアメリカ人の前で何も言えない典型的なクソだった(悲しいことによくいるの。で、日本人女性が対応するといきなり威勢よくなるw)。

 

 

 

たしかあれもユナイテッド航空だったな。

 

 

 

 

さて、話を元に戻すと、娘がQRコードで翌日の便に予約を入れてくれたので、次は宿泊先探しですゲロー

 

でもその前に、せめてスーツケースがどうなったかだけは聞きたい・・・

 

というわけで、出発ゲートのチェックインカウンターに行きました。

 

 

出発ゲートエリアには3人ぐらい職員がかたまっておしゃべりをしていましたが、その中の一人がすぐに私たちのところに来てくれました。

 

これは日本では当たり前かもしれないけど、アメリカではそうじゃないのです。

 

自分たちのおしゃべりのキリのいいところまで来ないのはデフォです。だからすぐ来てくれただけで感謝感激。

 

 

 

その係員に状況を説明すると、とても親切な態度で話を聞いてくれて、すぐスーツケースの行方を調べてくれました。

 

スーツケースは3つとも無事飛行機に乗っていて、私たちより先に地元の空港に到着するとのこと。

 

 

「本当は一泊せずになんとか今日中に家に帰れれば嬉しい」と言うと、「残念ながら乗るはずだった便が今日の最終便です。ほかに近い空港がありませんか」とオプションを出してくれました。

 

そして、家から1時間ほど離れた別の空港に行く便を見つけて振り替えてくれたのです!

 

 

せっかく翌日の便を押さえてくれた娘に少し申し訳ないと思ったんだけど、「気にしないよ、私は早く帰りたいだけ」と言うので、今回の件ですごく頼り甲斐があって驚いたこと、成長してくれて嬉しかったことなど、たくさん褒めておきました。

 

 

すぐに新しいゲートに向かいます。その前に係員に、「ありがとう!あなたの親切さはユナイテッドに報告しておきます」と言ったら「ありがとう!いえ〜い!グッとガッツポーズしていました。

 

 

数時間後、私たちは飛行機に乗っていました。

 



夫が地元の空港でスーツケースを無事受け取り、それから1時間離れた空港に迎えに来てくれました。

 

予定よりはだいぶ遅れたけど、無事我が家に到着〜!花火

 

 

大変だったけど、出発ゲートにいた係員さんと夫には感謝ですキラキラお願いキラキラ

 

 

家に到着後、約束通り、ユナイテッド本社のサイトにお礼の英語コメントで送っておきました。本人に届いているといいな。

 

 

そして、もしユナイテッド航空で乗り遅れてQRコードでうまく予約を取り直せない場合、出発カウンターに行ってみてください(時間があれば)。

 

もちろんしょうもない係員がいる可能性もありますが(その確率の方が高かったりして)、忙しいゲート係員よりは助けてくれるでしょう。

 

コロナでリモートワークが進んだからって、こんなところまでリモートになっていて驚きました。

 

やっぱり焦っているときはオンラインなんかより対面が安心。

 

 

まあいろいろあったけど、無事家に到着できてスーツケース も全部無事で、良かったです。