ヘルニアとぎっくり腰になりました | 柊の日々是好日

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Rion Hiragi

storyteller : researcher

皆様こんにちは。

GWいかがお過ごしでしょうか?

 

私は2週間前にヘルニアからのぎっくり腰になってしまったので

世界が灰色になってしまいました。

 

 

読者様の中にも腰痛持ちの方がいるかもしれないですし

今回は、マインドフルネスを使った

「痛みの緩和の仕方」とご紹介したいと思います。

 

痛みは、不思議です。

 

怪我をしても、痛みを感じるとは限りません。

私たちは、脳が「痛み」として処理しないと痛みを感じないからです。

信じられないかもしれませんが

銃で撃たれても、骨折しても痛みを感じない事があります。

 

(骨盤を立てるオッコスというクッションと低周波治療器)

 

皆さんは、「ゲートコントロール理論」

というのを聞いた事があるでしょうか?

 

これは1965年にパトリック・ウォール氏によって発表された理論で

痛みが伝達する途中に門(ゲート)があり

痛みの伝わり方をコントロールしているという疼痛理論です。

 

刺激を伝える神経には、痛覚を伝える細い神経繊維と

触覚を伝える太い神経繊維があり

 

複数の神経刺激が同時に発生すると

感覚を脳に伝える脊髄は、太い神経からのシグナル

(患部を撫でる刺激、低周波治療器などの電気刺激)を優先的に受け取り

細い神経から来る痛みの刺激には門を閉ざすと言われています。

 

(ですので、低周波治療器や整骨院の「電気」というのは

痛みの根本をなくすのではなく、痛みを感じにくくするという機具なのでしょう)

 

マインドフルネスを使った痛みの緩和は

これに少し似ている部分があります。

 

まず、深呼吸をして「痛みと共にあり、痛みを受け入れる」状態を作ります。

(実はこれが一番難しかったりするのですが

ロシアかどこかの軍事訓練ではこういう練習もするみたいです)

 

そして痛みをじっくりと観察します。

どのように痛いのか、どこが痛いのか、という風に。

 

それから、痛みを感じていない手のひらなどに意識を向け

今度はそこの状態がどうなっているかを観察します。

 

そして、意識のウェイトを徐々に「痛みのある箇所」から

「痛みのない箇所」に移していくのです。

最終的には、意識のほとんどを痛みのない場所に置きます。

 

こうしていくと、不思議な事に痛みが治まる事が多いのです。

私はぎっくり腰が治ってもヘルニアなので

右足に痛みが出る事があり、その時にこのテクニックを使っています。

 

ゲートコントロール理論とは少し違いますが

「痛みの回路を意識の中心から逸らす」という点では

似ているのかなと思います。

 

病院に行って検査するのはもちろん大切なのですが

慢性的な痛みと向き合う時は

マインドフルネスやゲートコントロール理論を知っておくと

必要以上に不安にならなくなるのではないでしょうか。

 

 

*痛み止めの服用も効果的なので、痛みが引かない時は

無理せずにロキソニンなど痛み止めを飲みましょうね!

 

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編集後記

 

ぎっくり腰になって、2週間ほとんど動かずにいたら体がムクミ

EMSという施術を受けたら1日で1.2kg体重が減りました。

通販で買えるものはここまで効果があるか分からないのですが

鍼灸院などにおいてある本格的なものだとムクミに効くみたいです。

 

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