スター・ウォーズ批判でジャー・ジャー・ビンクス俳優は第2のエディ・マーフィーになる機会を奪われた | CAHIER DE CHOCOLAT

スター・ウォーズ批判でジャー・ジャー・ビンクス俳優は第2のエディ・マーフィーになる機会を奪われた

[ORIGINAL]
Liam Neeson: ‘Star Wars’ Backlash Robbed Jar Jar Binks Actor of Becoming Next Eddie Murphy
Sep 15, 2020 12:23 pm
https://www.indiewire.com/2020/09/liam-neeson-jar-jar-binks-actor-ahmed-best-eddie-murphy-star-wars-hatred-1234586490/



リーアム・ニーソン「“スター・ウォーズ”への批判でジャー・ジャー・ビンクス俳優は第2のエディ・マーフィーになる機会を奪われた」と語る

ニーソンはアーメド・ベストを「一緒に仕事をした中で一番楽しくて才能がある人」と言っている。


『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
©Lucasfilm Ltd./courtesy Everett / Everett Collection

リーアム・ニーソンが今週、アンディ・コーエンのポッドキャストSiriusXMに出演し、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』について語った。ニーソンは、ジャー・ジャー・ビンクスに対する“スター・ウォーズ”ファンからの激しい批判が、演じたアーメド・ベストのキャリアを傷つけ、エディ・マーフィに匹敵する俳優になれるチャンスを奪ったと話している。ベストは、ジョージ・ルーカス監督の“スター・ウォーズ”プリクエルトリロジーでジャー・ジャー・ビンクスのモーションキャプチャと声の出演をした。ジャー・ジャーに対するファンの非難はベストをハリウッドから追い出し、そのあまりのひどさにベストは自殺まで考えたという。

「ジャー・ジャーを好きじゃないファンや批評家がたくさんいるのは知っています。僕のたいせつな友だちのアーメド・ベストは、ジャー・ジャー・ビンクスを演じたことでほんとうにものすごい批判を浴びました。彼の俳優としてのキャリアを傷つけるほどにです」とニーソンは言っている。「撮影中、彼はおそらく僕が一緒に仕事をしたことがある人の中でも一番楽しくて一番才能があるやつのひとりだったんです。僕はICMで前のエージェントの人に電話していたとき、『第2のエディ・マーフィと仕事をしている』と言ったことを今でも覚えています」

ニーソンはさらに続ける。「ほんとうに、彼はすごく楽しいやつなんです。僕らはおなかがよじれるほど笑わされましたよ、ジョージ・ルーカスもです。それで、バーンと映画が公開されたら、彼は攻撃された。理由はなんにせよ、ファンや批評家に個人攻撃されたんです」

ニーソンは『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』にジェダイ・マスターのクワイ-ガン・ジンとして出演しており、今も「とても誇りに思っている」と言う。「ジェダイになれて、ライト・セーバーなどの素晴らしいものを使って演技ができて、すごく良かった、ほんとうに。僕はあの映画が大好きですし、誇りに思っています。あの作品の一部になれたことを誇らしく思っています」

今月上旬、ニーソンと『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で共演したユアン・マクレガーはEmpire magazineで、“スター・ウォーズ”のプリクエルトリロジー3作品の評価が時間とともにどう変わってきたかを語った。ニーソンが演じたクワイ=ガンは『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で最期を迎えているが、マクレガーの演じるオビ=ワンはその後の2作品『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』にも登場する。

「僕たちの映画(プリクエルトリロジー)は、公開されたとき、最初の作品が好きな僕らみたいな世代にはあまり気に入られなかった」とマクレガーは言っている。「僕ら世代の人たちは、子どものころ最初の3本を観たときのような気持ちになりたかったんだと思う。でも、ジョージ(・ルーカス)は(プリクエルトリロジーを)違う方向性にしたかったし、彼には違う考えがあった。当時はびみょうな感じだったのは思えてるよ。でも今、何年も経って、当時子どもだった世代にとって僕たちの映画がどういうものなのか、すごくわかるようになってきた。彼らはこの3本が大好きなんだ。自分たちにとってこの3作品はとても意味があるものだっていう人にたくさん会ってきた。オリジナルの3作品以上に、って。僕にしてみたら『じょうだんだろ?』って感じだよね」

マクレガーはDisney+でリリース予定の“スター・ウォーズ”テレビシリーズでオビ-ワンを再演する。また、アーメッド・ベストは、YouTubeチャンネル“Star Wars Kids”で配信中の『Star Wars: Jedi Temple Challenge』シリーズの司会として、今年上旬に『スター・ウォーズ』シリーズに戻ってきている。







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*リンク先英文です。
*動画埋め込みは加えています。




私は、プリクエルは公開時には観ていなくて、あとからDVDで観ました。確かに、ダークだし、政治などの話はややこしかったけど、ジャー・ジャーは別に嫌いではなかったです。見た目愛らしいかどうかはまた別ですが、でも動きやたたずまいはアメリカン・カートゥーンのキャラクターのようだなと思ったし、「うざい」とかは思わなかった。「うざい」言動はそういう役割のキャラクターだからでしょう。『ファントム・メナス』でアナキン役を演じた子役のジェイク・ロイドもその後大変だったみたいですが(これもリアルタイムでは知らないです)、可愛らしいし、そのあとのヘイデン・クリステンセンやマーク・ハミルまで違和感ないのはさすがのキャスティングだな……と思いました。それでも、何回か観たり、1から順番に観たり、プリクエルの撮影時や公開時のことを色々と知っていくうちに、プリクエルが好きでない友人のちょっとしたひとことで先入観を植えつけられていたことに気づきました。今はプリクエルとオリジナル、同じくらい大好きです(シークエルはまたちょっと位置付けも違うかと思うし、時間もあまり経っていないのでとりあえず保留)。別に好きでないと感じるものをムリに好きになってくれとは思わないし、嫌いなものは嫌いでいいけど、だからといって批判や非難をするというのは違うと思います。しかも個人に向けてというのはどう考えてもおかしい。それは「あの気に入らないものがなければ、あとは自分が好きなものばかりになるのに」ということで、おそろしい発想だと思う。あと、ユアンの話で出てきているように、作品の評価というのは時とともに変化するものでもある。そりゃあ同じ良い評価がもらえるなら、最初から評判いいほうがいいけど、でもそうならないこともある。実際、私自身も短い期間ながら作品に対する感情が変化しているわけです。それを考えたとき、私の場合は友人のひとことでしたが、そういう先入観のもとがレビューや記事であることのほうがもっと多いわけで、映画に限らず、作品の感想を書くときはよく考えて書かなければ、と改めて思いました。ニュース記事の翻訳も、ことばの選び方ひとつで印象が変わることもあるので同じです。



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