Paris:小さな場所でゆったりと楽しむMCDEの音楽との2夜 | CAHIER DE CHOCOLAT

Paris:小さな場所でゆったりと楽しむMCDEの音楽との2夜

[ORIGINAL]
Paris : 2 soirées avec MCDE en mode intime et slow listening
21 juillet 2020
par Alix Odorico
https://www.tsugi.fr/paris-2-soirees-avec-mcde-en-mode-intime-et-slow-listening/



Paris:小さな場所でゆったりと楽しむMCDEの音楽との2夜



7月30日、31日の2夜連続で、JAW FamilyとDanilo Plessow aka Motor City Drum Ensemble (MCDE)、そして、Gilles Petersonのインターネットラジオステーション、Worldwide FMのMCDEのプログラム“State of Rythm”がスペシャルな夜を開催する。場所は、パリ9区のピガールにあるL'Entrée des Artistes(バー、クラブ、レストラン)。このプログラムでは、今、新型コロナウイルスが音楽の世界に与えている影響についてのディスカッションが行なわれ、ダンスミュージックとはまた違ったタイプの素晴らしい音楽をお届けする。



昨日から再び屋内の公共施設でのマスクの着用が義務づけられ、開かれるイベントの数も依然少ないが、JAW Family、パリ在住のドイツ人のMotor City Drum Ensemble、L’entrée des Artistesのオーナーは、それでも音楽をともに楽しむことは可能だということを示したいと考えている。MCDEのDJを小さな場所でゆったりと楽しみ(自主隔離以降、初の観客を前にしたDJセットとなる)、パリのクラブ Le Djoonのマネージャー、JAW Family、L'Entrée des Artistesのマネージャー、3区にあるレコードストア Superfly Records(*Superfly Recordsも紹介されているレコードストアの記事はこちら)のマネージャーとともに、この危機がエレクトロニックミュージックシーンに及ぼしている影響についてのディスカッションやインタビューを行なう。

フレンチハウスミュージックの15年の歴史の中で、J.A.W Familyはベルリンとパリの間を行き来しつつ、パーティを開き、人々と会い、彼らが「平等ではない」と考えるエレクトロニックミュージック・シーンの民主化を目指してきた。どんな音楽で? それは、ハウス、ジャズ、ディスコ、ヒップホップ、そして、アフリカンアメリカンミュージックにルーツを持つ数多くの音楽、例えば、Larry Heard、Kenny Dixon Jr(aka Moodymann、最新アルバム『Taken Away』が先日リリースされたばかり)、Theo Parrishといったデトロイトテクノやシカゴハウスのパイオニア、そして、新世代UKジャズシーンの代表的アーティスト Yussef Kamaalなどの音楽を通して行なわれてきている。


予約はこちらから(予約の方が優先となります)








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リンク先、英語、フランス語のサイトもあります。
*の部分は追加しています。


先日、告知されていたパリのレストランでのイベントの紹介記事です。サイト名の「tsugi」は日本語の「次」のことだそう。もとはフランス語で、仏→英は翻訳サイトなので、だいたいこんな感じ……と思って下さい。このイベント、Superfly Recordsの方も参加されるんですねー。これはやっぱり聴きたいなあ。ちなみに、記事に貼ってあるのはDEKMANTELのDJセットですが、今回のイベントでのDJはダンスフロアっぽいものではなくてスローなセットとのことなので、雰囲気としては、下のJAW FamilyのInstagramのポストで紹介されていたMixcloudのセットのほうが近いかもしれません。

Motor City Drum Ensemble Jazz Mix - 28th October 2016 by NTS Radio
https://www.mixcloud.com/NTSRadio/motor-city-drum-ensemble-jazz-mix-28th-october-2016/
(プレイヤーの埋め込みができないのでリンクからMixcloudのサイトに移動して下さい)