君のいない世界 | 瞬間の美学

瞬間の美学

綾綺(りょうき)X 紅梅
美学、創作、描画、着付師、手描友禅 =器用貧乏。実家じゃないけど呉服屋。
YOSHIKIの瞬間の美学を探求すべく美学科を経てお絵描きぼちぼち。
蒼い血が流れてる…X JAPAN運命共同体歴30年。どれだけ涙を流せば貴方を忘れられるだろう…

一気に読みました。ざっくり、所感。

まず、稲田氏のtweetから、あまり語られることのなかった制作過程なんかを書きました、とあったので、その辺がどんなかな、と思って読んでみた、というのが始まりです。

そもそも、読んでみてから気付いたところもあるけど、私はXファンとしてヒデちゃんを見てきたけど、バンドのギタリストとしてもソロのステージも。HIDEファン側からの目線で見たことはなかったんだなぁ、って。だから、「I.N.A.ちゃん」ていう人自体が、何をやってる人なのか、てところからあんまり把握してなかった状態なわけで。スプレビの一員として、なんか機材やら打ち込み係の緑の人、という感じの認識でしかなくて。でも、その中では昨今はHIDEの音を一番理解していてイナちゃんが居るから再現できる、ということは分かっていたつもりだけど。正直ここまで本当の意味で「ヒデと一緒に音楽を作っていた」というところまでは、初めて知ったなぁ。という。XのjealousyやDAHLIAのレコーディングにもそんなに関わってたなんて!てくらいで。

私達はファンとしてメンバーを見ていたので、勿論公開される姿でしか知り得ないわけで。今の様に情報がタイムラグなしに提示される時代じゃないから、翌月くらいのライターさんの記事や、TVに出た時のコメントから、「アーティスト」を想像して創り上げる中での認識でしかなくて。もちろん、謎多きところも大いに魅力ではあったし、松本秀人ではないHIDEやhideの部分しか見せなかっただろうし(あえて見せてくれないようにしてくれていただろうし)

hideこそが松本秀人憧れのロックスターの姿だ、ってとこは、すごく腑に落ちた。中でもhideちゃんがファン想いだったのは、周知の事実だし、夢を見せてくれる、楽しませてくれる存在で居てくれた、っていう部分で。だから、私達は「救われた」、だから、ファンも恩返しをするんだ、っていう想いが強いのかな、って思ったりもした。

 

私はあんまり、hideちゃんのその後のイベントには興味がない方の人で、都心に住んでないというのもあるけど、後輩バンドさん達がトリビュートやらカバーやらを沢山出してるのもちょっと聞いてみたりしたけど、なんていうか「ファンとしての同志!」感がして、アーティストとしては聞けなくて。だから、そういったアルバムもI.N.A.ちゃんのSPIRITSⅤだっけ?あれしか持ってない…ヒロシさんの本も読めてないし…うーん、もやもやしてはいるんだけどね。hideがいない、ということ自体を飲み込むのが、時間が要るし、認めたくないからなんだろうけどさ。

hideの曲を聴きたい!ってやっぱり春先はそんな気分になる。5/2が近いからなのか、イベントの告知を見たりするからなのか、それとも周りが新学期やらでウキウキ春めいてくると、憂鬱が襲ってくることもある。ガツンとzilchな気分の時もあるし。でもやっぱり、HIDEではないhideの初ソロ!EYES LOVE YOUと50%&50%のあのシングルジャケットを机の前に置いて3Dにらめっこした時や、ギーガー君のフタをそーっと開けたあの日の事を思い出して。

 

hideちゃんは、YOSHIKIさんが言うように「センスの塊」みたいな人だったよね。hideちゃんがカッコいい、って思う音楽をライブのSEで流してて、それこそそこからnine inch nailsとかも皆で聞いたし。嗅覚というか、ジャンルとか国境とか越えて。そのhideちゃんの感覚で生まれたものを、イナちゃんが具現化する、っていう技術を持ち合わせてくれてたから、私たちがhideちゃんの音楽を聴けたんだなぁ、って。改めて感謝。イナちゃん凄い!よくぞ居てくれた!覚悟決めてくれたからなんだね、って今回読んでみて知ることができた。で、「イメージを具現化する作業」=レコーディングになんでそんなに時間がかかるのか、っていう(〇ルバムの話です)のも、稲田氏の説明が音楽素人にも分かりやすく、ちょっと理解できたようなw(YOSHIKIさんの拘りが半端ないとしても、稲田さんの作業工程でもそのくらい大変だということ)

 

でも、あれだけヒデラが狂暴だったとは…toshl君のラジオで火を吹いたとかさぁ、居酒屋破壊して出禁になって、会計係は大変だったんだよ~とか、話だけ聞くと、伝説というか武勇伝ですらあるけどさw 今世間を賑わせているあの騒動くらいの問題には軽くいっちゃってるのかもしれない…時代が許された時代だったのかもしれないけど。「感情に素直」という事が、「最高にロックでカッコいい」と見えていたけど。

イナちゃんがヒロシさんに「ケガさせんなよ!」って忠告してくれた情景がまざまざと見えて怖くなった。YOSHIKIさんが、ピアニストだから、転んでも手より顎を付けって言われてたくらいで…て話をするけど、喧嘩上等!だったし…ビール瓶飛び交ってたって杉ちゃんも言ってたし…

「明日があると思うな、今日を200%生きる」っていう美学はさ、カッコいい!と思ってたけど、ツアーが中止になったりしたことは実際あったけどさ…それでも、続きがあるから語れるんであってさ…明日が本当になくなっちゃったらさ…hideちゃんの新曲が聴けないじゃんよ!何てことしちゃったんだ。。。って思ってるよ、きっと。大人数人がかりで押さえつけてタクシーに乗せる、I.N.A.ちゃんはじめ、文字通り修羅場の当事者は、周りが大変だったろうね、本当に。

 

未来人hide。本当に、今聴いてても全然色褪せない。むしろ最先端にカッコいい。ボカロ、初音ミクをも見通してた、って記述があったけど、そういう気付きが、先見の明があったんだろうね。欲しいもの、必要なもの、求められるもの、カッコいいもの、を見出し、作っていける感覚を持ち合わせてた。

まだ、WEBとか、ネットサーフィンとかが出始めの頃だったと思う。それで、ネット=網目状の=蜘蛛の巣っていうワードが出たんだっけ。面白いもの好きのhideちゃんだったら、どんな風に使いこなしただろう?音楽的なことは勿論だけど、ネット配信や、SNSや、コミュニケーションの部分でも。どんな楽しいものを提示してくれただろう?松本日日新聞が、ニコ生配信されるとしたら?それだけでも凄く楽しそう!

マンソンや、zilchのメンバーだけでも、その頃から意気投合してたんだから、HIDEちゃんが居たらXの世界進出はもっと早まっていたかもしれないなぁ。世界征服を既に果たしてるかもしれない。今、ようやく世界がXに追いついたくらいだよ。YOSHIKIさんが世界に連れて行く!って言ってるからね。自分たちが活動を続けることによって、HIDEやTAIJIという素晴らしいアーティストが居たってことを広められるから、って。

hideちゃんの新曲が聴けないのは残念だけど、XJAPANについてくよ!だから、運命共同体として一緒に世界を見ようね。We are X!!!!!!!