昨日は横浜で茶道教室を主宰されている暁庵様の自宅での茶事の出張料理のお仕事でした。ご友人のS様の古稀の祝い茶事という事で、お赤飯もお出し致しました。新米を使いふっくらと色よく蒸し上がりました。
炊き合わせ
八寸では 長寿を願い、若桃の蜜煮を使わせて頂きました。今回はお料理、主菓子、お干菓子共に作らせて頂きました。主菓子は紫と白のきんとんに金箔をあしらって。
薄茶のお干菓子は鶴の打ち物に雲平製の千代結びを。
暁庵様の古稀を迎えるご友人を祝う気持ち にあふれていて、お席中の様子も温かい雰囲気がこちらまで伝わり、お茶を通しての心が通いあう素敵なお付き合いの素晴らしさを感じました。
ここまで心を表現出来るのは茶事だからこそではないかと改めて思います。お料理方を務めさせて頂くと同時に暁庵様のお茶に対する姿勢やお客様を迎えるにあたる心構え等、大変貴重な学びの機会を与えて頂けている事に感謝すると共に身が引き締まる思いが致しました。