京王デパート理平焼展の添釜の菓子「木守」 | 有明懐石茶道教室 Cooking Salon Diary

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季節の食材を用いた茶懐石料理教室、おもてなし料理、お菓子教室を東京の有明にて開催しております。
教室での出来事・食材・お料理等をお伝えしたいと思います。

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京橋のお道具屋さんからのご案内で理平焼の展示会に京王デパートに伺いました。
理平焼の先祖は豊臣秀頼に仕えた森島半弥重芳。大阪の役後、故郷信楽に閑居し、製陶を習い、武士の身を捨て焼物を家業としました。その子は京都の粟田口で作陶を継いでいましたが、正保4年高松藩祖松平頼重公に招かれ代々お庭焼として御用を勤めました。
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十四代理平焼の添釜の菓子として出されたお菓子は三友堂の「木守」理平焼の作陶展の添え釜にはまさしく!とい得る菓子。こういった取り合わせが嬉しいのです。
菓子の由来は利休が好みの茶碗七個を長次郎に作らせ門弟に選ばせ与えた所、1個残りました。この残った茶碗を木守と名し高松藩主松平家に伝わりました。
この名器赤楽茶碗の面影を映し、柿の実を讃岐和三盆と調整したものが銘菓「木守」です。
以前から銘菓として知ってはいたものの、口にするのは初めて。ちょっとした感激のお味でした。

お誘い下さった古美術商が東京にお店を出されて2年半が経ちました。
月釜を誰でも気軽に伺える金額で催して下さり、勉強になるし、有難いわ~!と最初は楽しみに足を運んでいたものの、最近はすっかりご無沙汰しておりました。
良いお道具が並んでおりますし、簡単には購入できるはずもなく、お道具は購入していないのに気軽な月釜ばかりに伺うのも失礼かしら・・・とも思っていましたが、お店の方はすっかり顔も見せなくなっていたのを寂しく思って下さったご様子で、最初だけほいほい伺って後はすっかりといったお店の方のお気持ちも考えず、返って失礼な事をしていたのだわ、いつも快く迎えて下さって丁寧に色々お教え下さったのに・・と反省しました。
お店としては長いお付き合いを考えて下さって、最初だけでなく毎月毎月趣向や道具組を考えて月釜のご用意をされていたはずです。
親切なお心遣いに感謝し、京橋店の月釜に恐れ多く足を運びにくい点も多少ありますが、今後も伺わせて頂こうと思います。皆様ぜひご一緒して下さいね♪
今回デパートの展示会でしたが、郵便物に添えてあった言葉が気になってお顔を出して良かったです。
お道具を通してだけでなく、心が通い合うお付き合いが出来た事を嬉しく感じました。
今回の事を教訓に、どの方ともご縁を大切に長いお付き合いを続けていきたいと思った次第です。
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お茶の先輩から頂戴した宮脇売扇庵のお扇子。頂いたそうなのですが、使わなくて長くしまってあって
困っていたそう。
これからの時期に嬉しいプレゼント♬
大切に使おうと思います。