無事にお稽古場所に着いて、多少早く家を出る事になりますが、これからも同じ師匠の元、親しんだ社中でお稽古出来ることにホッしております。
社中の70代の先輩が、自分の着物の布で作ったティッシュケースをプレゼントして下さり、温かく気にかけてくださるお気持ちがが嬉しくて・・・大切に使おうと思います。
皆様が「身体だけは気をつけてね」と優しいお言葉をかけて下さり、有難いです。
本日のお床のお軸は大亀老師の「応無所住に生其心」金剛宗のお経の中の語だそうで、六祖慧能が出家するきっかけとなった語との事 。
心を無にして何ものにも執着せず、何事にも対応しなさい」という意味だそうです。本日は先生の禅に関するお話を長く拝聴する事が出来て、わからない事も多いのですが、勉強になりました。
先生曰く、「読むだけでなく、ちゃんと内容をわからんといかん」そうで・・・。
先生は茶の湯を8合目から見る景色では納得できず、頂上からの景色を自分の目で見たいと思い、道を歩んで来られたそうで、自分がここでいいと思えば、何合目からの景色でも良いわけです。甘んじる心が多いのですが、師匠の姿を少しで見習い精進したいです。