選ぶことがとっても難しい息子。
前回の面会で、息子はお菓子を選ぶことができました
それは幼児おなじみ『ねるねるねるね』
それを見て即思いました。
作るだけで終わるかもしれないな、指で少しでもペロッとできればいいな‥と。
病院内の休憩室で、息子は裏面の作り方を読み上げながら、懐かしそうに粉や水を入れて混ぜ混ぜ
そしてできあがると、混ぜるのに使っていた小さなプラスチックのスプーンをしばらくじーっと見つめていました。
そして、なんと、そのまま口へ‥‥
ず〜〜っとスプーンが使えず、食べれても指でだった息子が‥スプーンを使って食べている‥!
しかも、その様子を自ら動画に撮り始めて‥(「商品紹介動画撮ろ〜」→その後編集開始)。
ねるねるねるねぇ!ありがとう〜
かといって病棟での不調は変わりなく、病院食は全く食べれずのまま年末年始の自宅2泊ミッションに入りました。
朝夕は経鼻栄養なので、食事のチャレンジは3回。
1日目・昼 ケンタッキー
2日目・昼 家でおせち
3日目・昼 サイゼリヤ
嬉しいことに、どの場面でも食べることができました
しかも、おせちは楊枝、イクラはプラスチックのスプーンを使って‥‥
そしてサイゼリヤでは、ついに銀のスプーンを使うことに成功
夢なの?!
食器が使えなくなって以来、カレーや中華丼も指で食べるしかなかった息子が‥‥
ねるねるねるねきっかけで奇跡が起きました!
水分は、ストローをさしたパックジュースを横から押し、手のひらに少し出して、神社の手水舎のように飲む技が誕生!!
コップに入れた指をなめるより味わえそうです
排泄は、先生からオマルは使わないように言われたのでトイレに誘導し、立ってか座ってかは本人に任せてリビングで待機。
初めてトライした日、25分後、ニコニコして息子がやってきて、座っておしっこに成功してました
本人もすごく喜んでいて、しばらく興奮気味に歩き回っていました
それ以降は難しくなってしまいましたが、1回でも成功できてよかったです
寝る時は、「◯分になったら手伝うね」で、時間がきたら寝っ転がるのを介助しました。
座るまでもいかなくて、立った状態からの介助の日も‥
寝っ転がらせてからは、何度も腰を浮かせてタイミングや位置をやり直していました
不快そうで、納得いかず今にも立ち上がってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、10分ほどで落ち着き、眠ることができました
ホテル泊の時はそこまでじゃなかったんだけどな‥
慣れてくるとできていたことができなくなっていく傾向がある、と先生に言われています。
続けるうちにきまりやタイミングの強迫が作られて、それがどんどん強まってつらくなって、できなくなるのかなぁ‥
短期間だったこともあり、おかげさまで自宅泊も無事に終え、息子は病院に戻りました。
先生はお休みだし、看護師さんは当直しかいないとかで忙しそうでした
経鼻栄養はもちろん、排泄、入浴、着替え‥どれも介助のいる息子ですが、お忙しい中看護師さん、なにとぞ、なにとぞーー
1歳でもできるようなことができなかったりするので、何のトラブルもなさそうに成長しているお子さんがうらやましくなっちゃう時もあります。
テレビや外出時に、ふと。
いいな‥‥なんて。
でも。
やっぱり我が子が誰より可愛いや
両親や姉、夫、義実家、ご近所さん、自分の健康、などなど、他に恵まれてることはたくさんある。
ブログを読んでくれて、親身になり気にかけてくれてる方もいて、ご縁に本当に感謝です。
ありがとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします