「強迫は、例外を作っちゃだめなんです、こうすればできるというような。
例外をなくして、避けずに立ち向かわないといけない」
と先生。
なるほどなぁ。
◆立喰いならすぐ食べれた→それも難しくなる
◆スプーンを使わず、手づかみなら→それも難しくなる
◆強迫行為をして手づかみなら→それも難しくなる
息子を支配する強迫の命令。
こうすればできる‥とすがっていたものが、そのうちそれもできなくされて、その中でさらに条件がついて・・。
「パンなどをずっと置いておけば食べれるかも、オマルなら排泄できるかもというのも、例外になるのでそれはしない」
「食事の時間に食べる、トイレで排泄する、を目指します」
の言葉に、納得しました。
食べれず苦しんでいる息子に、これならどうかな?これなら‥これなら‥と、ずっとやってきたなぁ‥
家庭ではどうしたってそうなってしまうかも。
つらい日々の中、食べれた時飲めた時の喜び、嬉しそうに振り向く息子の笑顔、懐かしく蘇ります。
後悔は、し尽くしたからもういいや‥
重心が後ろにあるため歩幅が小さく、なかなか前に進めなかった息子。
今回、面会室に現れた時、足の運びが少し早くなってました
部屋の外での活動が増えたことで、移動時の硬さがとれてきたみたい
部屋の中なら自由に歩ける、の条件が外れてきたと言えるのかも!
面会早々、
「そうだ、ねぇママ!『トマト苦手?』って聞いて」
と言うので、
「トマト苦手?」
と聞くと、顔を横にプイッ!
そして、
「これ・・できるようになったんだよ」
やっぱり、返事をしようにも縦にも横にも首を振ることができなかったんだなぁ
ストレートに「トマト好き?」にうなづくことはできないようで、やっぱり遠回しなシステム。
これなら、という条件かもしれません
それでも、気持ちを伝えるしぐさがひとつできるようになったことが嬉しそうでした。
看護師さんになんとか意思表示しようと頑張ってるんだな、と思いました。
愛情持って接してくれてる看護師さんのおかげだぁ
条件が外れて、うなづくこともできるようになるといいな
「最近ママ、すりぃ(以前息子がよく聴いてた)さんの曲よく聴いてるんだよ」
と言うと、
「あ〜、すりぃさん・・すべあな(今息子が夢中)は?」
と息子。
「聴いてない。ひとりで聴くの怖くてさぁ」
※画面は真っ黒、歌詞に『死に至る』『黒い液』『遅効性の毒』など出てきますいやーん!
精神的によくない気がしてたので、入院をきっかけにブームが去るかも?と期待したけど、全く去る気配なし!ゼロ!
「たくさん聴いてすべあなの曲ママも覚えようかな〜」
と言うと、ニコ〜っ
息子が今夢中なものだもんな。
似たような曲が多いけど、何度も聴いて歌詞で曲名がわかるくらいにはなろう。
今週、息子のためにできることはそれだな