転院してからひと月半、経鼻栄養一択の息子。
病棟は食べ物の持ち込みが禁止なので、食ぺる機会は全くありません。
そんな息子に10歳の誕生日が来ました。
面会当日、病院から
「特別に誕生日は、飲食可能な場所で面会することもできますけど、どうしますか?」
という嬉しい電話
もしかしたら、ケーキの生クリームをなめたりとかなら、できるかも…
期待しまいと言い聞かせ、不二家のちっちゃなホールケーキと、ジュース、フライドポテトを持って、夫と面会に行きました。
名入りプレートが乗った誕生日ケーキを見せると、
「おぉ〜」
と目を輝かせた息子。
フィルムをはがす時クリームが飛んだり、プレートが倒れてきてうわーとなったりでワチャワチャ盛り上がりました。
ポテトに生クリームをつけて、
「合うかな〜……なんだこの味」
などとやっていたのは私で、息子がケーキに手をつけることはなく…
そのうちYou Tubeを観始めました。
時間ないもんな…
息子にとって食べ始めることは、ながらでできるような簡単なものじゃないしな…
食べれなかったけどよく笑い、機嫌はとてもよかったので、誕生日の雰囲気は味わえたかなと思います
プレゼントは、病室に置いておけるものを考えた結果、時計にしました。
数時間ごとにカービィのアニメーションが変わることなどを伝えると、興味を持ってくれたのでよかったです。
そして、聞いても欲しいものを言わない息子が、珍しく
「そういえば〇〇買ってくれた?」
と、遠回しな言い方で、欲しいものを言いました…
びっくりです
知れて嬉しい私たちと、言えて嬉しいニコニコの息子。
まだ発売前のゲームだったので、発売したら即買いです〜
息子は最近、雑談になら、身ぶりや指差しなどで返すこともあるようです。
声は出ないけど、体までは固まってない証拠だ
疑問だった、オムツ交換の意思表示を待つ取り組みは、看護師さんたちの間でも意見が割れているそうです。
反対意見もあるんだ
現場のみんなで考えてくれてるんだなぁ…
コミュニケーション面ではいい変化が出てきてるし、看護師さんたちを信じておまかせしようと思います。
忙しい中、手作りの誕生日カードを渡し息子をお祝いしてくれたようで、それもありがたいです。
なんと、先生が見た時には、真ん中の空いてるスペースに、
『〇〇のたんじょうびだー!いえーい!』
と書き足してあったとか!
どんな状況であれ、誕生日を喜ぶ気持ちが息子にある
たくましいなぁ!
日々支えてくれている看護師さん、先生に感謝
ブログを読んで応援してくれてる方も、見えないパワーをありがとうございます