この数値で脳梗塞などのリスクが高くなることがわかったからだ。
これを受けて、日本でも来春の診断基準改定に向けて議論がなされた。
結果的に、日本では診断基準は現行の140/90のままでいく。ヨーロッパが140/90のまま変更はしないことに倣った形だ。
しかし、国内でも影響は受ける。
治療での目標血圧が一般成人で130/80と、今までの140/90より下がるからだ。
目標が厳しくなると、複数の薬を用いる必要が出てくるため、現在よりも医療費はかかる。
複数の成分が配合された1つの錠剤を開発する声もあるが、降圧剤は季節によって処方が変わることもあり(夏は暑くて血管が広がりやすく、血圧が下がりやすい。降圧剤が効きすぎて低血圧になることがある)、こまめな調整が必要な高血圧の治療には難しい。
来春以降、高血圧患者には厳しい服薬管理が求められそうだ。