八 郎
はちろう
こちらの絵本を読んだことはありますか?
わたしには なぜか この絵本が
忘れられない一冊なのです
今から50年ほど前でしょうか
小学校の授業では
レコードで昔の絵本のような物語を流し
聞き入り 想像して
それを絵に書いたり
感想文に書いたり
という時間がありました
音楽でも 同じような時間がありました
とにかく想像する
そして書き出す
みんなそれぞれ椅子に座り
目を瞑って聞く子
一点を見つめて聞き入る子
机に伏せて聞く子
腕を組んで天井を仰ぎ聞く子
とにかく集中して聞かないと
書き出せませんので
教室は静まり返り
レコードからの音だけが流れていく
で
《八郎》があったのですよ
八郎は
とってもとっても大きい人間なのです
八郎は秋田県の山に住んでいたの
すくすく大きくなっていって
かしの木くらいになっていて
それでも八郎は
大きくなりたくて大きくなりたくて
それが
最後に
どうして大きくなりたかったのか
八郎が気付くのです
八郎
何度読んでも目頭が熱くなる
ほっこりするし せつないし
尊敬して 感謝して
今も秋田県にある八郎潟
諸説ありますが
わたしの頭には大きくて優しい八郎が
出てきます
そんな大きい人間
かしの木って言ったら20メートルとか
そんなわけないじゃん
なんて
思うこともあり
記憶の向こうにしまわれていたのですが
ホツマツタヱによると
超古代における日本人成人男子の
平均身長は八尺(※当時の一尺は22.5センチぐらいとされる)であったとしており
八咫鏡のサイズは
それを基準に造られたという
アマテル神は身長一丈ニ尺五寸
(約281センチ)
鏡の臣アマノコヤネは
アマテル神と同じ
一丈二尺五寸
武神タケミカヅチは
一丈六尺(約360センチ)
サルタヒコで十七尺(約383センチ)
八郎、、、
八郎 いたでしょ
ほんとに いたでしょう
と思ったわたしでした
今しか知らないから
今 自分が考えている範囲で
基準を決めていて
実は
今はたまたまそうなっている
ということなのかもしれない
いろんな神様がいてくれて
今があるんだなぁ
八郎に感謝
ずっとずっと何年も何年も前から
植物も動物も空も土も風も太陽も
わたしも どこかで繋がってる
目も耳も鼻も
手も足も内臓も
身体は食べたもの出てきています
身体に必要なもの
身体にとって負担なものを知ることは
身体を整えるのにとっても大切です