苦しくて苦しくて、

消えてしまいたいという気持ちを吐き出したくて、

泣きながらスマホで検索をした。


“いのちの電話”

“よりそいホットライン”


どちらでもいい、助けてほしい。

誰でもいい、救ってほしい。


もう、一人では処理できない。


なかなか繋がらず、

交互に何度もリダイヤルし続けた。


『もしもし』

という一声だったかどうか…

混乱していて、その瞬間の詳細は覚えていないけど、

優しそうな女性の声だった。


「ようやく繋がった」と安堵したことを覚えている。