夫のモラハラや無視は、
次第に酷くなっていった。
「こんなのモラハラとは言えないよ」
と思われるかもしれない。
でも私はとても辛かった。
防御の姿勢も取れず、
ナイフで心を切られ続けた。
夫が子どもを本屋に誘う。
「私も行っていい?」と尋ねると、
「なんで?来ないで」と低い声で言われた。
ご飯の準備をしようとすると、
「触らないで。自分でやるからいい」と断られた。
私が触ったものを、食べたくないから。
「パパ、ご飯食べに行きたい」
娘が外食したいと言っても、
「スーパー(惣菜)でいい」と吐き捨てる。
3人で出かけたくないことを、
態度で示される。
家で必要なものを買いたいと伝えると、
「それって俺が払う必要ある?自分で買えば」
と拒否される。
家やスーパーで私とすれ違いそうになると、
目も合わせず、睨むように顔を歪めて、
あからさまに避けたり、
距離を取られる。
同じ空間に入ることすら拒否。
私を徹底的に排除していた。
「実家に帰ったら?」
「今後の人生、一緒にいたいと思わない」
「遅くとも来年には離婚に同意して」
もう全部は思い出せない。
忘れたのではなく、
思い出したくないから。
思い出すと、自分の記憶で自分を傷つけることになる。
考えるな、
考えるな、
と、隠れて泣きながら週末を耐えていた。