わが家の鬼門、尾瀬ドクロ


時は2014年に遡ります。

平ヶ岳、会津駒ヶ岳に登った時、

福島県側の御池から燧ヶ岳へ登り、山ノ鼻でテント泊、

翌日に至仏山へ登り、尾瀬ヶ原を歩いて御池へ戻る計画だった。

前日に登山口の下見もしていたけれど、当日は雨で中止。

何度か雨で中止を経て、

数年後、再び尾瀬を目指した。

初日は足馴らしに日光白根山へ登り、下山後に登山口近くの茶屋で舞茸天ぷらを食べた。

その後、私は激しい嘔吐に見舞われ、顔面蒼白滝汗

夫と半分シャッターの閉まった薬局に駆け込み、助けてもらった。

本当に死にそうなほど苦しくて、翌日の登山もやめた方が良いと薬局のご夫婦に言われ、

体調は回復したけれど万全ではなかったので中止を決めた。

その後、残雪期だけ鳩待峠から時計回りに歩けることを知り、何度か計画したものの

お天気のタイミングが合わず、中止。

まさに遥かな尾瀬、遠すぎる尾瀬よ、、笑い泣き


この度、その尾瀬に行ってきましたー音譜

金曜日の朝になって、尾瀬行くよ!と言う夫。

天気予報を見ると日曜日と月曜日が晴れ晴れ

これは行くしかない!!

どうせ中止だろうと何も準備していなかったので、

仕事から帰って慌てて準備あせる


4/28

5:00

戸倉駐車場から出るバスに乗るため、券売機の行列に並ぶ。

バスの始発時間が近づいても行列は全然前に進まない💦

結局、始発時間よりも早くバスは出て行き、私たちは相変わらず券売機の行列に並んだまま、、

バスが出てしまっても、乗合タクシー(ハイエース)が順次出発していたので

チケットを買った人から順番に乗り込んで出発~

という流れで、バスを待つ必要はありませんでした。

(定刻のバスも乗合タクシーも同じチケットで乗車できます)


6:30 鳩待峠


バックカントリーやってた友人が板を片手にここで写真撮ってたの、見たことあった!
やっと尾瀬に来られたよウインク

身支度を整えて、出発!

雪はこんな感じ。
3月の大山って感じかなー
とりあえず傾斜も緩そうなので、チェーンスパイクで。

見よ!この青空ブルーハーツ

こんなに晴れるなんておねがいラブラブ
今まで中止になりすぎて、この地を踏めるなんて思っていなかったよ。

おっ!
小至仏山と至仏山が見えたよ~

右手には、燧ヶ岳

残雪期に登ろうと決めた当初、燧ヶ岳にも登ろうと思っていて、2年連続で小屋も予約していた。
(結局、その2年は天気が悪くて中止)
無雪期と同じ感覚で計画していたけれど、残雪期に燧ヶ岳に登っている人が少なくて不安に感じ、
燧ヶ岳はまた別の季節に登ることにして、至仏山に的を絞った。


緩い斜面を歩き続けると、小至仏山


右手の景色が気になりすぎて
同じような写真を何度も撮っていました。

まぶしい


左、見て!
燧ヶ岳や会津駒にばかり気を取られていたけれど、
群馬・新潟の山が勢揃いおねがいすげー

青すぎる空がたまらんブルーハーツ

小至仏山への道を通り過ぎてしまい、後ろから来られた方々と一緒に引き返すあせる
雪だとどこでも歩けそうですが、踏み跡のない斜面は危険ですドクロ

ここが一番急登だったかな
ここもチェーンスパイクで十分でした!

登りきると左手に山頂の石標が見えたので、そちらへ回り込みました。

8:20
小至仏山頂 2162m

向こう側の雪を纏った山が気になります。

山頂は狭いので、少し移動して休憩しようと踏み跡を逸れて歩いていたら、
踏み抜いてしまった滝汗

そうなのよ、これがあるから危ないのよね。
気を付けなくちゃあせる
新潟の山を眺めながら、ひと休みコーヒー

さあ、至仏山へ

9:05
至仏山頂 2228.1m

夫、日本百名山90座登頂です飛び出すハート

日本百名山完登を目標にしていることを忘れてしまいそうなくらい、百名山に登っていませんでした。
2019年に飯豊山に登って以来の百名山。

それにしても後ろの山が気になりすぎますおねがい

苗場山、谷川岳方面
トマの耳、オキの耳は判別出来ず。
遠くにうっすらと見えているのは火打山、妙高山。

越後三山

右から、越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山

からの、巻機山


こちらは越後三山と平ヶ岳


右から、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、会津朝日岳

更にズームして、
目の前の尾根の向こうの尾根が会津朝日岳、その奥にうっすらと見えているのが
飯豊連峰
山頂にいた方が、飯豊山だと教えてくれました!


反対側
雪の残っているのが、日光白根山
その稜線の奥、少し左手に覗いている台形の山が男体山。
(ちょうど丸い雲が浮いてるところ)

百名山が勢揃いだとはしゃいでいたら、富士山見えたよ!と、どこかから声が。

武尊の稜線の向こうに富士山富士山
え?
こんなに近くに見えるの?
北アルプスから見る富士山よりも大きく感じるけれど、本当に富士山ですか??
疑っていたのですが、
どうやら本当に富士山らしいのですキラキラ

なんと素晴らしい景色照れ
この日まで登れなくて良かったと思えました。

9:50
十分に絶景を堪能して、下山開始
山頂手前でチェーンスパイクを外していたので、再び装着。
すぐに雪はなくなって、再びチェーンスパイクは外しました。

尾瀬ヶ原も雪のないところが目立ちます。
もっと真っ白な景色を期待していたのですが、、
今年は雪が少ないね。

階段を下ると、再び雪
チェーンスパイクは着けず、カカト重心で下りましたあせる
時々勢い付いて止まらなくなって、スリル満点笑

下りてきました

振り返って、至仏山と小至仏山

下っている途中、
ヒップソリで滑り降りる人がたくさんいらっしゃいました。
歩いている後ろから迫ってくるのは恐怖でしかなかったゲッソリ
コントロールできずに登ってくる登山者に衝突する人もあせる
登山道ではシリセードやソリ禁止じゃないのかしらね?


11:00
至仏山荘

ここでひと休みおにぎり
山菜うどんをいただきました~

11:25
さあ、帰りましょう!

雪解けが進んでいるので、どこかに水芭蕉が咲いていないか注意して歩きます。

もう咲いていても良さそうな雰囲気

チェーンスパイクなしで問題なし。
雪も緩いので、注意して歩けば滑りません。
ですが、アイゼンやスパイクのまま歩く人多数。
これだと木道をきれいに整備してもすぐに傷んでしまいますね汗


そして、ありましたー!!
水芭蕉
咲き始めたところかな。

水芭蕉の時期は6月初旬らしいので、見られてラッキーでしたイエローハーツ

これで思い残すことはありません!

12:25
鳩待峠着

鳩待山荘で花豆ソフトを食べましたが、写真なし。

乗合タクシーの方が良かったので、12時30分のバスは見送って、乗合タクシーで戸倉駐車場へ。

やはりこの辺りは雪が多いですね~
周囲の雪山の景色は圧巻でございました飛び出すハート
控えめに言っても最高の山行となりました。

黒猫しっぽおしまい黒猫あたま