がんの進行を急速に早める"ある食べもの"
京都大学名誉教授の和田洋巳医師によると、「がん細胞は酸性の環境を好むため、体内環境を酸性に傾ける食品は控えたほうがよい。特に甘いチーズケーキなどの乳製品は最悪だ」
記事を要約しますと…
①白米の代わりに玄米、パンは全粒粉パンを選ぶ
②塩分摂取は無塩に近い量が望ましい
③たんぱく質は肉よりも大豆や納豆、青魚から
④野菜や果物は「生のまま丸ごと」がいい
⑤「甘いケーキ」はがん細胞にとってもおいしい
⑥牛肉豚肉、ソーセージなどがもつ2つの発がん性物質
ということで、詳しくみてみます!
①白米の代わりに玄米、パンは全粒粉パンを選ぶ
炭水化物(糖質)は、正常細胞のエネルギー源として使われますが、がん細胞もまたブドウ糖をエネルギー源としています。
だから、必要量を超える量の炭水化物を摂取しないこと、加えて、血糖値を急激に上昇させるような摂取の仕方をしないことが重要です。
そのためには、白米の代わりに玄米、パンは全粒粉パンを選ぶとよい。
②塩分摂取は無塩に近い量が望ましい
がん細胞はナトリウム・プロトン交換器を駆使して塩分(ナトリウム)を取り込み、プロトン(水素イオン)を排出することで細胞外の微細環境を酸性化します。
ですから、前がん状態にある人や、すでにがんにかかってしまった人がアルカリ化食に取り組む場合は、無塩に近い量が望ましい。
③たんぱく質は肉よりも大豆や納豆、青魚から
体のアルカリ化という観点からは、タンパク質を牛肉や豚肉などの動物性のタンパク源から摂取することは控えます。どうしても動物性からとりたい場合は、イワシやサンマ、サバやサケなどの青魚を。
代わりに、大豆や豆腐や納豆などの植物性のタンパク源から摂取することが基本。足りない場合は、鶏卵から。
④野菜や果物は「生のまま丸ごと」がいい
野菜や果物は唯一のアルカリ化食品なので、こちらを多く摂取するのが最も有効です。「生のまま丸ごと食べる」とさらによい。
また、ポリフェノールにはがん発生の原因になる活性酸素を体内から除去するほか、同じくがん発生の原因になる悪玉コレステロールを減らす働きもあります。
ハナビラタケ、干しシイタケ、シメジ、キクラゲ、エノキなど、キノコ類にはがん細胞を攻撃、殺傷する2次免疫(獲得免疫)を高めるβグルカンが大量に含まれています。
⑤「甘いケーキ」はがん細胞にとってもおいしい
牛乳、バター、チーズなどの乳製品には、がん細胞の活動活性を上げるIGF-1(インスリン様成長因子)が多く含まれています。ヨーグルトも酸性化食品であり、チーズやバター、とりわけチーズの酸性化力は強烈です。
したがって、乳製品の生クリームがたっぷりと載った甘いチーズケーキなどは、がん細胞にIGF-1とブドウ糖を与え、かつ、がん細胞周辺の微細環境をがんが好む酸性に傾けるという点で、「最悪の食品」と言っていいでしょう。
⑥牛肉豚肉、ソーセージなどがもつ2つの発がん性物質
動物性のタンパク源、中でも牛肉や豚肉、ソーセージなどの加工肉は体内環境を著しく酸性に傾けます。
さらに、動物性のタンパク質を焼いて調理する過程で2つの発がん性物質*が生成されることがわかってきています。
*HCA(ヘテロサイクリックアミン)とPAH(多環芳香族炭化水素)
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で、どうする?
和田洋巳医師は、元京大病院がん専門医。ご自身もがんになった経験から、「アルカリ化食」で「がんが活動しにくい体内環境」を作ることを提唱されています。
というとかなり信憑性が高いですね。”カラダをアルカリ性にするとがんが良くなる”という本は他にもありますし。
ちょっとこの記事は「チーズケーキ」を悪者にして、タイトルがキャッチーではありますが、やっぱり糖質、よくないですかね。
ただ、「これを食べたらがんになる」「これを食べたらがんにならない」と明確なエビデンスがある食材はまだないようなので、食べ過ぎなければいいのではとも思ってしまいます。
もうちょっと勉強する必要がありそうです。
人生は1度きり。だから思いっきり楽しむべきよ。
by ココ・シャネル