朝5時に目覚める。
ミニさんが分娩待機室に入れるのは6時。
陣痛が始まっていますが痛くないですか?と聞かれるも、全然痛みの自覚なし。
結局ミニさんが7時ごろ家から戻る。
これを家族に知らせるか、否か。
出産後のリスクはまだ分からないけれど、出産自体ののリスクは少ないらしい。
この流れだと今日中の出産になるし、気をもませる可能性、病院に押しかける可能性を考え、ミニさん家族には知らせず、出産後連絡をとること。
日本の母には来てもらわなければならない可能性があるので、陣痛が始まり次第連絡をとること。
そんなことを決めてるうちに軽い痛み。
分娩待機室なので、そこにいる間にも数組の出産。
声を上げる人もいれば、本当に生むのかなというくらい静かな人もいる。
分娩室に運ばれる直前に呼吸の指導が入るらしく、1,2,3-っと力を入れるリズムの指導の声が聴こえてきて、それが終わるとベッドが移動して、赤ちゃんの泣き声が聞こえる。
大学病院だからか、聞こえてくる週数は早産の人が多い。
28週とか、30週前後。
昨日から寝ていないので、時折うつらうつらしているうちに陣痛の波が来ていたらしく、痛みに目覚めては、眠る。
眠れなくなったのは感覚が10分以下になったころ。
先生の内診。
ちょっとだけ日本語を話す先生。
陣痛は来ているが子宮口が開かない。
まだまだ長引くよ。初めての出産だから。
さっくり生まれるんじゃないかなーなんて思っていたのは大甘でした。
軽い痛みが10分から息が詰まるような痛みが10分に変わって、ベッドの柵につかまってのたうつ。
痛みがピークに向かう途中、先生が現れ「深呼吸、ふー」と呼吸を整えさせた後、内診。子宮口の確認。痛い。力を抜いてと言われても、どう抜けばいいのか分からない。
しばらく痛みと戦ってみたものの、子宮口は開き始めたけど、子供が下りてこないので促進剤を使いますとお達し。
その前にトイレに行くように言われて、浣腸されて、お手洗い。
すっきりしたのもつかの間、促進剤の投与が始まる。
少しずつ少しずつ進めているらしいんだけど、痛い。
生理痛から、ひどい便秘に変わって、なにがなんだか分からない痛み。
痛すぎて、よく分からないまま声が出てる。うーとか痛いーとかそんなの。
波が早いので息つく暇がない。
それでも先生のまだです、まだです、が続いて。
結局、子宮口は開き始めたのだけどちょこさんがどこかで引っかかって降りてこられず。
痛みは増すばかりで体力がもたなそうなので、促進剤のペースを落として鎮痛剤の投与。
うつらうつら。
痛いはずなのに、鎮痛剤の効果か少し痛みが治まる瞬間に眠り、痛みで目を覚ます、というのを繰り返す。
そしてとうとう午後4時半。
車を移動しなくてはならない、とミニさんが一度分娩待機室を離れる。
その後も痛みの波が行ったり来たり。
ミニさんがまだ戻らないうちに、突然、先生がばたばたとし始める。
予想外のスピードでちょこさんが降りてきた、ようなことを聞いたような、聞かなかったような。
記憶にないのだけど、分娩室に運ばれる直前にミニさんが戻ってきたらしい。
ベッドを離れて30分もたたないうちの急展開に慌てたとか言っていた。
分娩時間はたったの10分ちょっと。
母子手帳に書かれた記録を見ると、あの痛みとの戦いの数時間はなんだったんだろう?と笑っちゃう。
分娩中いろいろ言われたんだけど、力を抜いて以外の言葉がよく分からなくて。
いきみが足りないのか、力を入れる場所が違うんだかで、めっちゃお腹押された。
入院してから、時間の感覚がぜんぜんなくて、陣痛がいつから10分間隔になったのかとか投薬は何時だったのかとか、全然覚えてません。
鎮痛効果が薄れて、促進剤を再開してから、あっという間の出来事だったみたい。
その日はちょこさんとの面会はおあずけ。
さすがにベッドから起き上がるのが難しくて。
孫の誕生を聞いて駆けつけてくれたオモニムの差し入れにストローが付いていたのが本当にありがたかった。
母だなぁ。


