東京日本橋から東海道53次を徒歩で巡り、一度も帰宅せずに京都を目指す無謀旅

(2日目 箱根ー沼津編)

前書き

  • このブログは、私が一人旅で行った東海道五十三次を徒歩で巡る旅の記録。 
    一番の目的は後で見返してニヤニヤする自己満足用だが、偶然見つけた方にも読めるように、できるだけ自分目線だけでなく書こうと思う。
  • そもそも何をしたかったは、こちら↓

  1.東京から京都を目指して、東海道53次をオッサンが一気に歩く無謀旅 (1日目 小田原ー箱根編) |     choco3genkiのブログ (ameblo.jp)

今日のルート

私の歩き旅の成功のための最重要ポイント

  • 実は出発前から気にしていた、この旅の最重要事項がある。それは足のマメとの戦いだ
     

今回、小田原から出発する前に、自分の実力程度と長距離を歩いた時に何が起きるのかの確認の意味で、日本橋ー小田原を3回に分けて自宅から日帰りで歩いている。

その結果、私の場合は一番の弱点は、膝でも筋肉でも無く、足裏のマメだということが確認できている。
そのためまず絆創膏、テーピングテープ、マメ防止パッドなどを買い込んで、日本橋ー小田原の歩きと別に今回の出発前に10km, 20km程度を何度か歩いて効き目を試している。

  • その成果として、絆創膏はほとんど役に立たないこと、テーピングテープ、しかも伸びないタイプで皮膚に摩擦が生じないように守るのが一番良いなどを学んでいた。
     
  • 以降、今回の初日から、マメのできそうな部分を厳重にテーピングテープで巻くのが、出発前の最重要儀式

    所詮、素人のやることなので見た目は汚いし、盤石というわけではないが、これでも効果は絶大。

    自分の弱点をあらかじめ知って対処するのは本当に重要。
    やはり、仕事でも何でも、事前のシミュレーション、想定問答をしておくと勝率に影響する。

  • ただ、今日出発したのは箱根の狭い押し入れ型カプセルホテルだ。

    朝っぱらから、そこで足にテーピングをするために何度もテープを引き伸ばして切る「ビィィィィー」、「ビリッ」って音は、確実に数メートル周辺の押し入れ部屋の外国人観光客に聞こえただろうし、「日本人は朝のホテルで一体何をやっているんだ?」と、不気味な思いをさせてしまったかもしれない。

今日中にどこまでいくか?

  • この徒歩旅の難しさのひとつは、どこまで行けるか見通しが立て難いこと
    全ては自分の足次第。

    登り・下り・平地かでも違うし、天気にも左右される。
    予想外の足の痛みなどが出れば、途中で動けなくなるかも。

    そういう中で、行けそうな距離を読んで、泊まるホテルを確保するのは中々難しい。
     
  • 三島はどう見ても近すぎる。
    沼津は私には手頃だが、もっと頑張れる気もする。

    その先の区間のいくつかが長そうなので、できるのであれば少しでも先に進んでおきたい。
    ただ沼津の先のあたりは宿泊施設が限られ、確保できないかもしれない。
     
  • 結果、ここは手堅く沼津を有力候補としつつも、歩きながら足の様子と予約アプリでのホテルの見つかり具合をみて、途中で決めることにして出発した。

悪天候の箱根路下り

  • 初日に続いて、本日も峠越え。
    箱根は芦ノ湖の東西2回のピークを越えるのでなかなか難しい。

    今日の天気は曇りのち雨。
    昼にかけて悪化する予報で、出発時点で既に芦ノ湖も霧。

  • 峠越えの昼飯がどうなるか全く読めないので、まずはペットボトルと軽い食べ物をセブンイレブンで購入。

    このセブンは有名らしく、都内より格段に広い店に、同じ商品を多量に横に並べる独特の展示戦略。
    初めて見たけどインパクトあり。

  • 赤い服を着たお地蔵さんに見送られ、大勢の外国人観光客を横目で見ながら、湿度の高い中を三島側の箱根峠に向かう。

  • 途中、駅伝ミュージアムを通過。

    石畳とアスファルト、旧道と国道1号の違いはあるものの、箱根の登りを歩きでなく走って登るのは尋常じゃない。
    あそこに出る選手たちは本当に別世界の人だ。
  
  • そんなことを考えながら歩いていると、再び、例のもの、石畳がやってくる。

    しかしここの石畳はそこまで足に響くことなく、程なく普通のアスファルトを快調に下り続ける。

道間違い & 通行止め

  • ところが途中でGoogle Mapを見て、どうやら道を間違ったらしいことに気が付く。

    疲れて足も痛む中で1kmくらいも登りで引き返してみると、途中に見逃した分岐路を発見。
    しかもそこには分岐口の通行止めの張り紙が。

  • でもさ、、、ダメじゃん。。。
    通れないのなら、もっと上の入口に貼ってくれよ。

  • 「令和元年の台風により」とあるけど、もう6年だよ?
    いつまで放置してんのよ。まったく。。

    ということで峠方向に登り返し、旧道を諦めて大きく国道に迂回。
     
  • 更に悪いことに、雨が強く霧も濃くなり、道路の先も霞んで見える。

  • 途中まで小雨程度だったため傘で済ませたが、雨が強くなって下半身が濡れてくるのでカッパを決断。

    屋根のあるところも無く、やむなく雨の降る歩道上でカッパを出し、パンツだけを履いた。

    身体を動かしていて蒸し暑いので、上半身は傘とバックパックのカバー。
 
  • 旧道は時々アスファルトの道から左右に微妙に分かれて森の中に入ったりするが、さすがにこの天気。

    忠実に旧道に拘る意欲は消え、幾つかの小さな枝分かれは無視して国道を進んだ。

  • 三島に向かう道では、少し横にそれる山中城址が見所のひとつなのだが、ここも生憎の天気で行くかどうか気持ちが鈍る。

  • 結局、他の小分岐と違い、折角来たのだから見ようと横に500mくらい逸れて向かってみた。

    ただ、当然天気は霧と雨。
    奥の方まで行ってみたが、霧のゴルフ場の芝くらいにしか見えなかった。
    残念。。。 
  • 山中城跡から下は、大分平地になる。相変わらず石畳とアスファルトの道を行ったり来たり。

    この旅のために奮発して買ったアシックスのウォーキングシューズは、雨の石畳には全く向いておらず、滑ってばかり。
  • 途中で三島のスカイウォークの横を通るが、時間に追われている上にそもそも私は高所恐怖症なので、当然パス。 

  • この辺の人は信心深いのか、他よりも一層、お地蔵さんや石仏、石碑が道端に多いような気がした。
    きちんと花やお茶が添えられている。

はっきり言って、石畳は歩きにくい

  • この辺で箱根路は終ってほぼ平地になるが、三島市は熱心なのか、まだまだ石畳が続く。

  • 平地部分は当然、後から作った観光用の石畳の様だが、感覚で申し訳ないけど雨のせいだけでなく三島側の石畳は小田原側よりも滑る気がした。
     
  • 山中城址に下る前のまだ結構な斜度のある山中の石畳では、何度も繰り返し石畳で靴が滑り、転ばなかったのが奇跡。

  • 見栄えはいいかもしれないが、表面がツルツルした石を観光用に敷き詰めるのは是非止めてもらいたい。 
    実際に歩く人が、どのくらいいるのか知らないが。

    この辺で、やっと雨があがってきた。
  • 途中で川を渡り、江戸時代の浮世絵と並べて実風景を載せているところがあった。

    確かに300-400年前の画家が見た景色と、現在の同じ場所を比べてみるのは興味深い。

    ただ、天気のせいで富士山は全く見えなかった。
    というより、今回は前日に小田原を出て以来、一度も富士山を拝めていない。
  • そして三島の平地をひたすら進むと、ようやく三島大社が見えてくる。 

    三嶋大社や柿田川湧水群も昨年観光で来ているので立ち寄らず、大鳥居を少し入って一礼したくらいで先を急ぐことにした。 

 

長距離旅行途中での店選びは難しい

  • 悪天候、かつ、通行止め+道間違いをして苦労して下った後には、三島での昼食を鰻にしようと思っていた。
    (個人で行っている資産運用が、たまたま出発してから絶好調だったことも影響している)

    三嶋大社の前にはいくつも鰻屋があったが、折角なので有名なところに行こうと、途中の道路沿いの店を何件も無視。
  • しかし行った先は、裏の待合スペースまでぎっしり30人ぐらいの待ち行列。
    うーん、甘かったか。

  • 仕方ない。
    もうちょっと、町の中心部を離れた方が混まないか?

    との勝手な推測でググり、少し街の外側にはなるが、GoogleMapで高評価に見えたルート近くの店を目指し、街中をもうひと歩き。
  • そして・・・行ってみた先は、本日休業。
    GoogleMapで、休業日や時間は当然見てから行ったのに。。。
    一気に意気消沈。

  • 実は翌日以降もそうだったのだが、今回の旅行は昼飯にツキが無い。

    町の中心部に開いてた鰻屋は何件もあったが、徒歩旅行で今更、逆方向にそこまで戻る気にもなれない。
     
  • 学んだ教訓は、「入れるときにチャンスは見逃すな。贅沢を言うな。」

    長時間歩き、しかも都内と違ってどこでも店が開いているわけでないことを考えると、選り好みは失敗率が上がる。
     
  • ということで更に道を前に進んで、もう昼時間が終わってしまうかというころ、三島の外れあたりで見つけた和食店で何とか昼飯にありつけた。

    結果的には、銀ダラの西京焼き定食を食べたが、シンプルに美味しかった。
    結果オーライ。
 
  • 東海道は至る所に松が残されているが、店を出た直ぐにも立派な松並木。

  • そこから1時間も掛からず、今日の目的地と途中で決めた沼津についた。

    ホテルに行く前に狩野川沿いの旧東海道を見る。

  • そのあと、沼津仲見世商店街を少し駅方向にぶらついてみる。
    古めの、なかなかいい感じの商店街だ。

酒飲みの悪い癖

  • ぶらぶらしてても、チェックインまでまだ時間がある。
    お茶でも飲むか???
    そして、、、

    何故かそこで目についた、”へぎそば” の店に入ってしまった。

    昼飯は、2時間ちょっと前くらいに食べたばかり。
    しかもまだ15時台。
    更に、どうみても沼津とも関係ない、”うまさぎっしり新潟料理” の店だ。 

  • 何の躊躇もなく入った私は、北海道産昆布の天ぷらとお店の名物という名物タレ唐揚げ、そしてハイボールを頼んだ。
    何故なんだ? どういうこと?

  • まったくこの旅行の主旨と関係ないが、入ったからには、まあ仕方が無い。

    勝手に正当化した私は、ハイボールをもう一杯だけ飲んでから、ホテルにチェックイン。
    早めのチェックイン後はシャワーで汗をしっかり流し、大分長めにゆっくり休んだ。
     
  • その後、夜に再び晩酌先を探してホテル近くのラーメン屋に入ってしまい、店員さんお勧めの ”4ベロセット” と ”ちょいつまシリーズ” を注文。

  • 4ベロを飲み干してから、更にラーメンまでいただいて退散。 
    我ながら、よく飲むな~
     
  • 連日の長距離の歩きで一日3000キロカロリー以上、軽く消費しているだろう。
    ・・・・という想定で、食べ過ぎ、飲み過ぎを良しとした。
 

2日目の箱根ー沼津はこれで無事に終了。
テーピングでガチガチに覆っているとはいえ、それでもかなり痛みが出ている足裏と、疲れが見えてきた膝回りを労わって終了。
 

明日は、どこまで行けるんだ? 
箱根の山越えと違って、平地になれば少しでも先に行こう、もうちょっと行けるのでは?
という欲も湧いてくるので却って選択が難しい。
朝、起きて決めよう!
 

 

<2日目の結果>

5/16 ApplewatchとiPhoneのヘルスケアアプリより

1.ワークアウト時間:6時間48分  

2.歩数      :40,856歩

3.ウォーキング距離:31.7km                         通算57.6km  

フィットネスアプリ 

  ウォーキング距離 28.01km
 (おかしい。やっぱりガイドより約5割増しだ) 

 

 

 

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今後、書く予定。

 

三日目:沼津から興津(清水)

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四日目:興津から府中(静岡)へ

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五日目:府中から島田へ

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六日目:島田から見附(磐田)へ

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IT活用編

Apple Watch

GoogleMap vs Apple Map vs ?

Bing AI

 

準備編

ーそもそも体力は?

ー泊まるところはどうする?

ーどういうカッコで、何を持っていけば?

ーお金はどうする?

 

次回予告?

ーつづきはあるのか?