「癒される…」という言葉で私の倫理観は崩れ落ちた。
今まで私を繋ぎ止めいたモノが切れてしまい…
私も自分の腕をNさんの背中に回して抱きしめた。
(あー、本当癒される…)
人を抱きしめ抱きしめられるって…
本当に癒されるんだと感じた。
子供を抱きしめるのとは、また違う。
時間の感覚がわからないが…
数分間抱きしめあった後、少し身体を離して私の顔をNさんが見つめてくる。
それがまた恥ずかしくて…
「なに?」って照れ笑いをすると…
Nさんの顔が近づき、Nさんの唇がそっと私の唇に触れた。
唇が離れ、Nさんの顔を見ると…
今まで見たことがない優しい眼差しで私を見つめていた。
その眼差しに、また胸が高鳴り…
その後も私達は、何度も唇を重ねた。