終業時刻後、少し残業で残っていたら、
Nさんが部屋に入ってきた。
Nさんと話しながらも、パソコンをいじっていた私の後ろにNさんは移動をして…
後ろから私を抱きしめた。
恥ずかしくて…
心臓の鼓動は速く打っているのに…
なぜか心地よい感覚。
振り払う事は、できなかった。
「「・・・」」
「…ちょっと…Nさん…」
フリーズしていた頭が動きだし…言葉をかける。
Nさんは、無言のまま抱きしめていた腕を離し、
私の横に移動したと思うと、今度は私の腕を引っ張り、私を椅子から立たせて自分に引き寄せた。
またもやフリーズする私。
そして、立ったまま私を抱きしめるNさんが、
ボソッと…
「癒される…」っと。
その言葉で、私の倫理観は音を立てて崩れてしまったのだ。