新源氏物語の配役発表されましたね…
色々と語りたいところなんですが、今日は一旦台湾公演の感想を!!
とりあえず劇団がみりおさんとれいちゃんを絡ませたいことだけはよくわかったw
花組さん話題が尽きなくて困っちゃいますね~♡
台湾公演の方もね、もうもうもう!とにかくもう今は、
花組大好き!宝塚大好き!!台湾大好き!!!
そんな気持ちでいっぱいでございます。
フィナーレ後のみりおさんがご挨拶をされたときの涙がね、
何もかもを物語っているのだと思います。
花組を、宝塚を、もっと言えば日本を背負っての公演だったのですもの。
私たちには想像も付かない程のプレッシャーがあったのでしょうね。
みりおさんはトップという立場上一番その重圧があったかと思いますし、
今回台湾に渡った花組生にとっても大変な努力をされての公演だったのだと思います。
そして日本に残ってバウ公演を任された花組生の皆様にとっても、
トップが不在の花組を任されたわけですから重責を担っての公演だったかと思います。
花組生全員のこの公演に対する想いが、しっかりと反映された本当に素晴らしい公演でした;;
みりおさんの涙にももらい泣きをしましたし、ベルばらにもファンタジアにも涙しました。
皆さんの役に対する真摯なお気持ちや、この公演を成功させなければという熱い気持ち、
そして実際に台湾の舞台に立っていることが本当に幸せで楽しいという気持ち。
それらがストレートに伝わってきて胸が熱くなります。
宝塚って本当に素晴らしい!!!
新参者が熱く語ってすみません…この記念すべき公演を間接的にでも観劇できたので、
どうしても自分の中の気持ちが溢れ出て止まらず(;O;)
気持ちが覚めないうちに…いや、そうそう覚めることもないと思いますが。
感想を書き記しておきたいなという次第でございます。
ではまずはお芝居の方から。
「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」
昨年みりおさんのトップお披露目公演でも演じられた作品でありまして、
みりおさんは変わらずフェルゼン伯爵を演じられております。
フェルゼン様は昨年も演じられていたためか、さらに洗練された美しさ。
みりおさん本当にどんな役でも似合ってしまいますね。
そしてそして演技の方もより迫真な演技でして、
王妃様を想う気持ちはより熱く、切なく、苦しく…
オスカルに思う気持ちは優しさと感謝に溢れ…
今まで何度も漫画でもベルばらを読み返してきましたが、
ここまでフェルゼンに感情移入できたのは初めてでございます。
みりおさんのおかげで少しフェルゼンの見え方が変わりそう。
牢獄のシーンはもう涙なしには観られず…
王妃様の決意とフェルゼンの想い…なんと無常な運命なのでしょう。
断頭台の王妃様へのフェルゼンの悲痛の叫び…フェルゼンの頬に流れる涙…
本当に魂の叫びでした。
そして今回は王妃マリーアントワネットを花乃まりあちゃんが演じられます。
かのちゃんマリーのビジュアルとってもお美しい…♡
プロローグでみりおさんとデュエットされるブルーのふわふわのドレス。
シンデレラをイメージされたとお伺いしておりましたが、まさしくプリンセス。
写真でも素敵でしたが、踊られるとふわふわがさらに強調されてとても綺麗でした。
そしてボートでの逢瀬のシーン。この水色のドレスもとても素敵。
かのちゃんのヘアアレンジもとても好きです♡
前半はとても凝った華やかなアレンジでまさに王妃様というスタイル。
そして幽閉されているときのスタイルはシンプルながらも気品に溢れています。
1789のちゃぴちゃんのマリーのときも同じように後半はシンプルなスタイルになるのですが、
マリーアントワネットというお人は、どんなにお衣裳やヘアスタイルがシンプルであろうとも、
内面から溢れだす出す気品や華やかさで十分に美しいのですね。
フランスの王妃として責務を全うすると決意をしたお姿。どんなに煌びやかな衣装よりも、
その強い意志が何よりもお美しいということですね…( ;∀;)
国王陛下を憂う姿、そして子供たちへの愛情。
子供と引き離された場面での悲痛の叫びは本当に涙を誘いました。
組長さんの国王陛下も好きなんですよね…
穏やかなんだけど哀愁があって、どこか自分の行く末を悟っているような姿。
そしてマリーとのすれ違いがありつつも陛下なりにマリーを愛してはいたんですよね。
妻の愛人であるフェルゼンに対してであっても包み込んでしまうような本当に優しく大きな愛。
組長さんのお人柄も活かされて本当に素敵な国王様になっていると思います。
そしてフェルゼンとの最後の逢瀬の場面。
マリーの王妃としての決意の重さとフェルゼンへの想い…マリーの頬にも涙が伝います…
断頭台へと進むマリーの強さと美しさに涙しました…
今回かのちゃんの演技が本当に良かったです。
本当に役に深く入り込んでいるのがこちらにも伝わってきました。
今まではアーネストとかカリスタとかハッピーエンドの作品しか観たことがなかったのですが、
みりかのコンビは悲劇ものも合うと思います♡
そして今回本当に素敵だったのがオスカル様ですよ!!!!
れいちゃんの役作りが私の中のオスカル像にかなり近くて( ;∀;)
基本的には女性と言えども彼女は男装の麗人ですので、全体を通して男前な姿を貫くのです。
お声もそんなに女性っぽくなく普通に男役をしているときと変わらないぐらい。
しかし、フェルゼンに恋をした瞬間、あの瞬間…一瞬女性の顔を覗かせます。
そして橋の場面でアンドレが銃弾に倒れる姿。
愛する人の死を前にして形振り構わずアンドレの名を叫びます…
この時の、アンドレを呼ぶ悲痛の叫びだけは!!
女性の、本来のオスカルのお声になっているのです!!!!
台詞も「離せ!」ではなく「離して!」と女性らしい台詞に…
私の好きなみりカル様に通ずる役作りだな~と感じました。
みりおさんのオスカルも普段は男前度高めでお声も結構そのままなんですよね。
そしてアンドレの死を前にしたときだけ女性らしい切ない叫び声をあげられるのです…
オスカルの意思の強さと、愛を前にしたときの脆さが丁寧に表現されています。
自分の中ではみりカル様が至高なのですが、れいちゃんのオスカルもかなりグッときました(;O;)
バスティーユの場面も熱く男前に交戦していてこちらの胸も熱くなりました!!
れいちゃん本当にありがとう!!!!!(;O;)
それからキキちゃんのアンドレね!
正直2番手の役にしては出番が少ないのは相変わらず…
フェルマリ編ってなぜ2番手さんアンドレなのかしら?
オスカル、いやもしかするとベルナールの方がよっぽど目立ってた気がします。
でも少ない出番ながらも丁寧にアンドレを演じられていましたね。
オスカルとの絡み自体は橋の場面以外ほとんどないのですが、
フェルゼンがスウェーデンに帰国前に引き留めるシーン。
オスカル本人はいませんでしたが、
アンドレのオスカルへの想いが伝わってくる場面だったと思います。
あとどうしても言いたいのがベルナールのあきらさんね!!!
もうベルナールかっこ良すぎて…
お嫁さんにしてください!!!!(;O;)
あきらさん本当に男前だよもーなんですかあの低音ボイス!!!
民衆のシーンとか本当に胸熱過ぎてブラボー!!!!って感じでしたよ!
いや~本当に皆さんの気持ちの詰まった本当に素晴らしい演技でした。
台湾の皆様にも花組の想いは伝わったのではないでしょうか。
でもちょっと言わせて貰うと、
花組生の演技にはとても力が入っていて感動したのですが、
やはりお話の流れとしてはダイジェスト版。
日本のファンならわかる流れかもしれませんが、
台湾の方には優しくないストーリー展開だっただろうな、と思いました。
一番思ったのは、オスカルの気持ちがフェルゼンに伝わってしまうのは
やはり本人からがよかった…
正直、オイ、アンドレお前が言っちゃうのかよ!と突っ込みたい気持ちもあったりw
そして個人的にフェルマリ編はフェルゼンの帰国の挨拶のシーンが見せ場だし、
あの台詞が好きだったりするのでそこも入れて欲しかった…
「私を慕ってくれたその人は白薔薇のような人でした…
私が命を懸けて愛した人は紅薔薇のようなお方でした…!」
そこから始まるフェルゼンの歌う愛の面影の切なくて素敵なのに…!(;O;)
なんでここを端折るんですかぁぁぁ!!!
時間を短縮した上でアンドレに見せ場を作るとなるとあの流れになってしまったのでしょうけど、
結局、国王陛下への帰国の報告は入れるんだったらいつものシーンで良かったのでは…?
そしてフェルゼンとアンドレであんなに絡むなら去年のだいドレのときもそういうシーン入れてくださいよ…
やっぱりフェルマリ編だとフェルマリ以外にも
オスカルとアンドレの話も盛り込まなくてはならないので、
短い時間にまとめるのが難しいですよね…。
台湾の皆様、今回の公演でベルばらに興味を持ってくださいましたら、
ぜひとも過去公演のベルばらもご覧になってみてくださいまし!!!
しっかりと流れの中で観ていただければよりその魅力も分かっていただけるはず!
そして実際に日本にもぜひ観劇にいらしていただきたいですね♡
ベルばらだけでかなり長くなってしまった…^^;
ファンタジアはまた別で綴りたいと思います♡






