
小学校1、2年生の時に担任の先生に教わったことです

『聞かぬは一生の恥』という単語を耳にしたのはもっと後だけど。
子供の頃の記憶はほとんどないのに、何故かこれだけはよく覚えてるんです

なんでそうなったかは覚えてないけど。
ちょうどその頃、父親が長期不在だったはずだから、そんな理由もあるのかなぁ。
1、2年生の春あたりの放課後(3月か4月あたり)、帰り際に先生に呼び止められたんです。
居残りさせられてる感覚もないまま、教室の隅っこで先生と他愛ない話をしたりして。
その中で、分からないことは何でも先生やお母さんに聞くように言われたんです。
幼かった私は軽い感じで先生と約束をしました

そしたらすぐに
『今は分からないこととか困ってることないの?』
と先生。
無かったけど、先生があまりにしつこく聞くので探しました。
正確には探すように促されたかな

たまたまあった国語の教科書から探すことになり(探させられた?

私が見つけたのは『若葉』という言葉

分かりやすく簡単に説明してくれた後で、若葉=私で例え話もしてくれました

お友達より先に知った優越感、先生や母親に褒められた満足感、課題をクリアしたような達成感。
いっぺんに色んなものを手に入れました

そのおかげか、聞くことに恥と感じたことは1度もないんです

逆に聞かないままは落ち着かない

いまだに辞書を引いたりしちゃうくらいです

聞かない方が損をする気分。
知らないで困ることはあっても、知ってて困ることはないですからね

知らないと言うとバカにされることもあるけど、知りたいと本気で思ってる姿や態度を見せていたら、みんな本気で答えてくれる。
経験から手に入れたものです

聞くときに、相手に敬意をもって‥というのはもうちょっと成長してから教わりましたけどね
