改憲が取りざたされている昨今、何かと耳にするのが「現在の憲法はアメリカから押し付けられたもの」という見方。しかしこの映画を観ると、アメリカからの押しつけなどではないことがはっきりとわかる。日本人の英知と誠実さ、戦争を二度と起こすまいとする情熱が土台となっていて、アメリカが手を加えたのはほんのわずか。しかも日本国憲法起草時には、ドイツのワイマール憲法やフランスの人権思想など、平和主義を重んじる考え方がそこはかとなく取り入れられている。つまり、日本国憲法は平和憲法の理想そのもの、というわけですね。まさに「憲法9条を世界遺産に!」と叫びたくなっちゃう。この映画を観ると、「なんで改憲しちゃうの?」としみじみ思ってしまいます。

それとこの映画、考えてみると、すごくぜいたくです。って、もちろん制作費をかけているという意味じゃありませんよ。自主上映でドキュメンタリーっていうと、ふつう、すごーく地味なものを想像しますよね。でもこの映画には第一線で活躍、あるいは長年活躍してきたビッグネームが出演していて、ドラマとしてもじゅうぶんに楽しめます。テレビドラマならよくあるかもしれないけれど、これだけ有名な俳優、女優さんが出演している自主上映ドキュメンタリーって、私ははじめて。「こんないい映画なんだから、ぜひ全国ロードショーで!」とも思いますが、こういう地道な上映のされ方というのが、またいいのかもしれない。むしろ映画好きにはぜいたくな感じがしなくもないな。と思うんですよね。(といってもこの映画、まだまだ制作費が赤字とのことで、ぜいたくなんてのんきなこといってゴメンナサイ

『日本の青空』は現在、全国各地の市民会館などで上映されています。興味のある方はぜひ
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/index.html
にアクセスしてみて。参議院選挙も間近だし、改憲について考えるよいきっかけになるかもしれませんよ。

ロビーで販売されていた九条茶。このほかおそばやTシャツなど、9条関連のグッズがいろいろ販売されてました。わずかですが、購入すると活動支援になるそうです。