活弁シネマライブ体験! | ちょこボラ!しよう

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「ちょこボラ」とは、「ちょこっとボランティアする」こと。今すぐ簡単にはじめられる「ちょこボラ」の数々を紹介します。

すろーしねま

かなり前になりますが、視覚障がいを持つ人といっしょに映画を見て映画を語る「シティ・ライツ」の活動をご紹介したことがありました。障がい者の方のガイドをしつつ、いっしょに映画を楽しむというこのボランティア、映画ファン、映画マニアにはおすすめのちょこボラでした。私は、マニア…というほどではありませんけど、映画を見るのが好きなので、「映画にまつわるちょこボラ、もっとないかな~」と探していたところ、あった、あった♪
それは、「すろ~しねま」というプロジェクトが行なう「活弁」を取り入れた映画鑑賞。このすろ~しねまでは、「これからの娯楽産業は消費を促す装置としてではなく、ごく当たり前のこととして、自然および社会環境の保全に寄与しているべき」との考えのもと、NPOと連携して、入場料の一部をNPOなどに寄付したり、地域通貨などを受け入れることによって、環境活動を支援するとのこと。つまり、すろ~しねまの主催する映画を見ると、その入場料のいくらかが地球環境のために寄付される、映画でちょこボラってことになるわけですね。おまけに、「活弁」という古きよき伝統を守るという、文化的ちょこボラにもわずかながら寄与することができる、と。

で、活弁シネマライブですが、いや~、これなかなかよかったんですよ! 最初に上映された小津安二郎監督の『大学は出たけれど』を見たときは、短縮版ということもあってか、「ちょっとたるいかな」と思ったんですが、休憩後に上映されたエルンスト・ルビッチの『結婚哲学』を見て、引き込まれてしまいました。字幕や吹き替えとちがって、活弁士がライブで語るというスタイルが、古い映画に軽妙さをもたらし、まさに「ライブのような映画」を演出してくれる。また、弁士の語りとともに演奏されるギターとピアノのユニット生バンドも絶妙! 「いや~ライブって、ホントにいいですね」と、思わず淀チョウさんになってしまいそうでした。。。

ちなみに、入場料は前売り2500円(『大学は出たけれど』『結婚哲学』2本立て。茅ヶ崎市民会館小ホール)と、通常の映画料金よりやや高いのですが、300~500円は寄付になって、しかも映画&ライブ感の両方を楽しめちゃうというのだから、むしろリーズナブルでしょう。ホームページをチェックして、おもしろそうなものがあったらまた行こうっと♪
(お芝居、京都、活弁映画。ここんとこの私は、なんかアクティブだな~)

すろ~しねまのホームページ。
http://slowcinema.com/pc/