昨日、 HUBでのアルバイト中に中年男性グループ8人に
「このお店って女の子が1人ずつついてくれるんじゃないの?
今日イギリス人スタッフはいないの?
お姉さんはやっぱ外人がいいの?」
と言われました。
このセクハラ発言に、顔の引きつりを押さえられなかった私でしたが…
そもそもなぜあんな健全な店構えのお店なのに、
そんな勘違いをしたお客さんが入ってきたのか考えてみました
そして、わかりました
店先の看板に「英国風パブ HUB」と書いてあるからです
大辞林によると・・・
パブ:public house の略(イギリスの)大衆酒場。洋風の居酒屋。
と書いてあり、もちろんHUBはこの意味でのパブなんですが、
Wikipediaを見てみると・・・
パブ(Pub)とは、イギリスで発達した酒場のこと。Public House の略。類似呼称にバーがある。アメリカ合衆国では同スタイルの酒場はバーとなる。 日本では、洋風の居酒屋のことを「パブ」や「バー」と呼んでいるが、最近では酒類を提供する風俗店にも「パブ」の名が多く使われている。
と書いてあります。
昨日来たお客さんは後者のパブを想定して入ってきてたんやねー
ここで、日本語教師養成講座勉強のうんちく(笑)
日本語の語種は4種類あります。
1.「和語」(やまとことば)→もともと日本語にある語。例:山、ワンワン
2.「漢語」→中国起源の語。例:工業、大根
3.「外来語」→漢語以外の世界のさまざまな国や地域から取り入れた語。例:ミルク(英語)、パン(ポルトガル語)、ガーゼ(ドイツ語)
4.「混種語」→1~3のMIX。例:テーマソング(ドイツ語+英語)、シュークリーム(フランス語+英語)、気持ち(漢語+和語)
外来語は時に意味を取り違えて日本で用いられることがあります。
例えば、
アイロンは語源の英語ではiron=鉄の意味やし、
カンニングも語源の英語はcunning=ずる賢いという意味です。
さて、「パブ」は3の外来語で英語のPUBが語源なんやけど、
日本では、もはや本来のパブの意味からかけ離れた様々な業態のパブが風俗店を中心に広がっている。これらは一般にセクシーパブと呼ばれており、業態により様々な呼称がある。(Wikipediaより)
だそうなー
そういや大学生の時、
アイリッシュパブでバイトし始めたことを男の子の友だちに話したら、
なぜか心配されたような気が・・・(笑)
今日の表題見て、
風俗系のお店の方を想像した人はどのくらいいるんやろー??
外来語って日本人でもややこしいけど、
母国語語源の外来語が取り違えて使われてたりしたら、
外国人はさらにややこしいやろなぁ
日本語のややこしさを実感した出来事でしたm(_ _)m
中年オヤジたちのセクハラ発言にはちょいひいたけど、
プラス思考でとらえるとしましょう