以前から家から出て一人暮らしをしたい、と言っていた長男君のお話しを。

彼の洗濯物を部屋に置きに行った時に、机の上に賃貸物件のプリントがペラリと置いてあったので本人に冗談半分で聞いてみたら…


「あ、見た?もう契約してきたよ」と言うではありませんかっ。

「はっ?本当に?…」

「気付いてると思うけど二部屋あるよね。…そう言う事」

…彼女と同棲するって事か…。
………。

心の中がザワザワ、ザワザワ、ザワザワ。

平気なフリしてお金の事や何かを話して終わらせましたが、なんか苦しい。息苦しいのです。

1人で2階に行き、片付けをしているフリをしながら、思わず泣いてしまいました。

私はまだ子離れ出来ていないんだ…。
こんなに寂しくて苦しいなんて…。
皆んな私から離れて行ってしまう…。

今もまだ苦しいままです。
夫が居たならば違ったのだろうか。
…少なくても、こんなに泣いてしまうほどにはならなかったかもしれない。

「あんたのせいだっ…」

いつもは平気なつもりでいたのに。都合が悪くなると姿の見えない夫を引っ張り出してきてしまう。


何てこった…この様は…。

寂しい。

寂しくて仕方がなくなってしまった。けれど仕方ない。受け入れるしかないのです。

それは頭では分かっているんだけど…。


でもね、今はただ寂しいと言う本心を大切にしてあげようと思います。

寂しいよね、そりぁ、寂しいよ。


私がくたばりそうになりながら必死で産んで、泣きながら育てて、お母さん大好きっ子となり、正真正銘のマザコン息子だと思っていたのに…。
私から離れて行ってしまうなんて思いもよらなかった。

離れたくない。離したくない。
けれど手放す時がきているみたい。

仕方ないよね。笑って手放してあげよう。

今はまだ笑えてないけどね。

母の寂しい気持ちもちゃんと伝えようと思う。隠す必要なんてない。
だって大切な人なんだから本当の事を伝えておかないとね。

愛しているという事を。
いつ会えなくなるかもしれない、明日がないかもしれないのだから。

息子の独立に、こんなに心をかき乱されるとは。


…まだまだだね、私。

可愛いよね、こんな事で動揺するなんて。


深呼吸しておこう。