あっちの部屋のクローゼットの中はなんだかんだとパンパンで

これって良くないんだよねえ、、、と思って本日整理をスタート

あまりにもクタクタなスカートは思い切って処分

10年以上前に買ったであろう結婚式用のワンピースを見つけ、お!久々に着てみるか

とファスナーを下ろそうとするが下りない…放っておくとこうもなるか…

 

 

 

あっちの部屋のクローゼットの左側は私の、右側はうちの人の、が基本なのだけど

私のクローゼットで占めているのはお琴のあれこれ

着物、草履、下駄、楽譜、そして髪留めや楽譜入れは姉の手作りでたくさんあり

お爪入れやら録音機、もちろんお琴やら譜面台やらなんやら…

そして子供の頃からのアルバムが上の段を占めている

 

 

 

あああ、私の生きてきた証がここにあるんだなあ、などと思ったりして

もちろん捨てられないでいる

いつかまたやるかもしれない、と思うと当然だよね

 

 

 

このクローゼットの足元には謎の重たい(予想100kgくらい)瓦のような鉄板のようなものがある

いつの間にか我が家にやってきて(犯人は一人しかいない)

なんだこれ!と以前はあっちにあったのを引きずりながらクローゼットにしまった

立てて…それは危険な行為だった

気を付けよう、とたびたび思いながら立てていた…そう、私が悪いのだ…

 

 

気を付けようと思ったのは遠い昔の事

今日は忘れていた

そんなことは当たり前すぎて気にしていなかった

上の方のものを整理していた時に、「バン!」とその自称100kg瓦が私の裸足目掛けて倒れてきた

左の親指と右の薬指と小指をやられた

 

 

痛い!と思ったが、そうでもない気もした

でも数分間じんじんしていた

怖くて両手で両足を握ってしばし痛みが通り過ぎるのを待った

勇気を出してそっと手をはなすと、右の小指が青くなってきた

 

 

こんな凶器を我が家に持ってきた犯人にラインを送る

「小指目掛けて倒れてきた!なんなのこれ!なんなのこれ!」

 

 

折れるでしょ、絶対折れてるでしょ

100kgの瓦が足の小指に落ちてきて折れないなんてことあるわけないんだから…

今日から三連休をもらっているけど、私はきっと両足骨折で出勤日になっても歩けないんだろうと指を押さえながら天井を見上げた

 

 

とにかく緊急のけがは冷やした方がいい、という曖昧な知識で湿布を探す

使用期限が2019年4月…ま、ないよりマシか、と重症な小指を中心に貼ってあげる

そのままベットにごろん、なんだかめまいがしてきた

吐き気もするような…

骨折してるんだ…

 

 

30分後佐川さんが来た

こんな日にげた箱の登場である

「重いですよ」

「今ちょうどケガしちゃって…玄関の中までいいですか?」

「はい、いいですよ」

「小指に重いものが落ちてきたんですよ、笑」

「わー大変、お大事に」

 

 

そんな話を聞かされても佐川さんだって困るであろうが

誰かに言わずにはいられない

 

 

このげた箱は15枚程の板と50個くらいの部品と共に「組み立てなはれ」と得意げに玄関にいる

あっちの部屋が片付いた頃の登場だ

やってやろうではないか、とお昼ご飯を食べるのも忘れて2時間かけて組み立てた

小指は…

 

 

なんとか出来た!

ぐらぐらな所があるけどなんとか出来た!

どうしたってもうネジを回せない

右手の中指の皮が剥けてしまった

もう回す力もない、最後の絞めは瓦の犯人に任せよう

 

 

運気を上げようとげた箱買ったり、クローゼットの整理を始めたと言うのに

こんなに負傷する私って…これで合っているんだろうか…

そして白と赤で統一された玄関はなんだかスッキリし

「あとは玄関マットにギャッペを買うだけだな…」

と密かに次の欲望を抑えられずにいる私です

 

 

小指は…まだ痛い

スーパーに行ったとき、ひきずるくらい…自転車でスーパーには行けるくらい…はて