ビニールの城 その3
覚書 つづき思い付くままに書いてます。りえちゃん。宮沢りえちゃんといえば、私が大学生のときにあのSanta Feを出して。私達女子でさえ、友達が借りてきた写真集を見たくらい(笑)そんなりえちゃん。黄色いミニワンピ?を着ていて髪を下ろした姿は、ほんと昔TVで見たまんまだった!何回観に行っても、あのトレンチとハットを脱いだあの姿は、「変わんない!」と思ったなぁ。りえちゃんは同じモモなんだけど、場面場面で違う姿を見せる。最初は朝ちゃんを待ち続ける夕一の奥さんとしてのモモ。そのあとは、再会した朝ちゃんを求めるモモ。再び去ってしまった朝ちゃんにまた出会えるように人形に託す名無し丸と名乗るモモ再び再会した朝ちゃんにせめて写真の中だけでも一緒にいて、と懇願するヌードモデルのモモ朝ちゃんに夕顔を返す、それだけのために神谷バーで生きるモモそして朝ちゃんに別れを告げるモモビニールの城で生きるモモ同じモモなんだけど、全部違っていて。可愛かったり、弱かったり、強かったり、悲しかったり話し方や表情、衣装だけではない佇まいというか雰囲気というか。そして、そのモモの違いが舞台を明るくも深刻にもする。観ている側からすると、モモの気持ちに同化してしまうのは女だからかな。何度観ても、自分がモモになってしまったように見入ってしまっていたなぁ。最後のクレーンに乗るビニールの城で横たわるモモの姿の美しく儚い姿っていったら!!!あれを見てしまったら、まぁ…私なんてカスでしかないわな(笑)女でも惚れるし!心のなかで、「こんなモモを手放すなんて、朝ちゃんバっカじゃないの!」と思ったし!そんなりえちゃん。カーテンコールでは、2回目のときは夕ちゃん人形をいつも渡されて。夕ちゃんの手を振らせながらのご挨拶。千穐楽は涙ぐんでたなぁ。そして、3回目以降、剛くん、りえちゃん、良々の3人のときは、いつも先に袖に向かい、剛くんに向かって拍手をして。で、剛くんはそれに促されるように最後にお辞儀をしたり、客席に手を振ったり。きっと、稽古の時からこうやって剛くんをフォローしてたんだろうなぁって。千穐楽もりえちゃんたちに促されて、たった一言「ありがとうございました」と言ったくらいだし。気持ちはみんな伝わっていたけどね。いいなー!私も宮沢りえになりたいなー!(笑)剛くんに向かって「剛ちゃん!」って言ってみたいし!膝枕もしてみたいし!髪の毛掴まれて吐かされたいし!ビニール越しでいいから、手を合わせたいし!そして銃を向けて「大嫌い!」って言いたいし!!!ちなみに。赤い長靴、かわいかったな~さすがに赤いレインブーツは買えないから、赤い傘が欲しい、な(笑)