[評価]
☆☆☆★(70点) 日本公開 2011.05.21
[解説]
手術の最中に全身麻酔が効かなくなり、手術の痛みをそのまま感じるという“アネセシア・アウェアネス”(=術中覚醒)。本作は、そのアネセシア・アウェアネス状態に陥った男性の苦痛と、その彼に襲いかかる過酷な運命を描く医療サスペンス。若き経営者・クレイトンを演じたのは「スター・ウォーズ」シリーズのヘイデン・クリステンセン。手術中に覚醒し、身動きできないままで激痛を感じ、意外な事実を知るという難しい役柄に果敢に挑んでいる。クレイトンの恋人・サムを演じたのは『マチェーテ』のジェシカ・アルバ。相変わらずのセクシーさで、ファム・ファタールぶりを発揮している。監督を務めたのは、本作が長編映画デビューとなるジョビー・ハロルド。
[コメント]
ミスリードを巧妙に仕掛け、あたかも“術中覚醒(眠っているように見えて、意識がある状態)”という医療問題の社会派ミステリーを装い、本質は別のところにあり、これは騙される。この考えられた内容はとてもいいのだが、何かが物足りなく感じてしまった。ただそれが何かが分からない…。
[情報]
ジャンル : Thriller/Suspense
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
配給 : ショウゲート
上映時間 : 85分
[スタッフ・キャスト]
監督 : ジョビー・ハロルド
脚本 : ジョビー・ハロルド
出演 : ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、テレンス・ハワード、レナ・オリン、クリストファー・マクドナルド、サム・ロバーズ、アーリス・ハワード、フィッシャー・スティーヴンス、ジョージナ・チャプマン、デヴィッド・ハーバー、スティーヴン・ヒンクル、デニス・オヘア
[STORY]
亡き父から大会社を継いだクレイトン(ヘイデン・クリステンセン)は、秘書サム(ジェシカ・アルバ)との身分違いの恋を母リリス(レナ・オリン)に打ち明けられず、サムからは結婚を懇願されるという板挟みの状態だった。その上、すぐにも移植手術が必要な心臓疾患を抱えていた。友人の心臓専門医ジャック(テレンス・ハワード)は、クレイトンの珍しい血液型に適合するドナーを探すために奔走している。ジャックを信頼しているクレイトンは、恋の悩みも打ち明けていた。クレイトンはジャックに背中を押され、母の反対を押し切り、サムと二人だけで結婚式を挙げる。奇しくもその夜、ドナーが見つかったとジャックから連絡が入る。クレイトンがサムに付き添われ病院へ行くと、リリスが心臓医療の権威ナイヤー医師を連れていた。医療ミス疑惑でいくつかの訴訟を抱えているジャックに、一人息子の手術を任せられないとリリスは訴えるが、クレイトンはジャックの腕に委ね、手術室へ運ばれていく。全身麻酔が施され、クレイトンの感覚は鈍っていくが、なぜか意識だけは目覚めたままだった。全身に電流のように激痛が走る。さらにクレイトンは、心もズタズタにされる衝撃の事実を知らされる。











