不登校ママに寄り添う
進路サポーターの
つゆかわ ちひろ です
もうすぐ2学期...
地域によっては、もう学校が始まっているところも
ありますね
学校再開が近づいて、
子どもの様子がなんだか暗い...
✅機嫌が悪い
✅昼夜逆転気味になってる
✅会話を避ける
こんなお子さんの状態、
クライエントさんからも
よく伺います
「2学期から
学校に行ってくれないかな...」
不登校について、
色々と学んで
「学校に行くことがすべてではない!」
と頭でわかっていても...
この時期は、やっぱり
「学校に行ってくれないかな」
って思ってしまいますよね
母は、その気持ちをゼロにはできない
昼間のうちは、
「そうだよね...
学校に行って欲しいって 思っちゃうよね...
でも、学校に行かなくても、
この子は大丈夫」
と、ポジティブに考えられても、
夜になると...
そんな昼間のポジティブさは
どこかに吹っ飛び...
どんどんネガティブな気持ちに
落ちていく...
「このまま、引きこもりやニートに
なったら、どうしよう...」
「やっぱり私の育て方が悪かったのかな..」
「なんでうちの子が...」
暗い想像、悪い未来が
どんどん湧いて出て
止まらない~
そんな経験、ありませんか?
たぶん、多くの方が経験しているであろう、
「夜になると、ネガティブな気持ちになる」
この問題について、
アメリカのハーバード大学に所属する
神経学者エリザベス・クレマン氏ら研究チームが
1つの仮説を提唱しているんです。
それは、
「身体だけでなく、心にも
24時間周期の概日リズムがあり
これによって真夜中以降は、
行動や感情がネガティブな影響を
受けやすい」
というものです。
「概日リズム」
(がいじつりずむ)
って聞きなれない言葉ですよね?
これは、
環境の変化に関係なく、
約24時間周期で変動する生理現象
のことです。
一般的に「体内時計」と呼ばれているものですね。
私たちが、1日周期で
目覚めたり眠たくなったりするのも、
この作用が関係しています。
研究チームでは、
この概日リズムの作用が、
「心や活動にも大きな影響を与える」
と主張しているんです...
そして
「深夜にネガティブになる傾向」
と
「概日リズム」
を結び付けた、
「Mind After Midnight」
(真夜中過ぎの心)
仮説では
人間は、
昼間よりも深夜にネガティブになりやすく、
夜遅くまで起きていることで、
問題行動を起こしやすい
とされています...
説得力、ありませんか...??
確かに...
夜は、昼間の自分では想像できないような
ネガティブな気持ちになること、
ありますね...
「このまま学校に行かなかったら...」
「この辛い毎日が、ずっと続いたら...」
将来の不安が大きくなって、涙が流れたり...
子どもに言ってしまったことを後悔したり...
親や先生から言われた言葉を思い出したり...
夜になると、
ネガティブなことばかりが頭に浮かぶ
そんな経験、私もあります
そして...
ちょっと怖いのは、この仮説の根拠
「夜間に自殺や自傷行為のリスクが急増する」
これが根拠になってるんです
実際、2016年のペンシルベニア大学の研究では、
真夜中から朝6時までの自殺リスクは、
他の時間帯に比べて3倍高い
と、報告されています。
え? じゃあ、どうすればいいの?
ゆっくりリラックスしたい夜に、
そんなネガティブな思いに支配されたくないですよね?
ここからは、そんな時の対応法をいくつか
ご紹介します!
その1 リラックスのルーティンを作る
寝る前の時間に、
「これをしたらリラックスできる」
というリラックスできるルーティンを作ってください。
例えば...
お風呂に入ってから
好きなアロマキャンドルを灯して、
ハーブティーを飲む
など。
このルーティン、継続することで
かなり効果があるそうです。
寝具メーカー『SIMBA』の顧問心理学者で
セラピストのバスティン博士は、
「人間は習慣の生き物なので、
脳は関連付け、反復、ルーティンを好みます」
と言っています。
その2 誰かに話す
「頭や心の中にあることを、誰かに話す」
というのも効果的です。
バスティン博士によると
「この方法はとくにオススメです」
とのこと。
ただし、注意して欲しいことが...
「単純に今日の出来事を報告する」のは不十分。
「心と心で有意義な会話をしましょう。
考えていることを打ち明けて、
相手の声に耳を傾けることが大切です」
とバスティン博士は言っています。
他者に話すことで、
頭の中で処理されやすくなり
気持ちが軽くなる
これが話すことによる最大の効果です!
特に...
不登校ママのあなた、
毎日がんばり過ぎていませんか?
家事、子育て、仕事、学校のこと...
必死でいろんなことをこなして
いますよね?
疲れをためたままだと、
気持ちもネガティブに...
人に話すことで、
自分の中でグルグルと渦巻いている
思いが整理できたら...
・気持ちが楽になる
・自分や子どもの状況を客観視できる
・何をすべきか、前向きな気持ちで考えられる
こんな効果が得られます!!
ただ...
身近に話せる人がいない!
というのも、
不登校ママのツライところ...
そんな時は、ぜひ
「不登校を乗り越えたママ」
に話を聞いてもらうことを
おススメします...
想像以上に
気持ちがスッキリして...
やるべきことが見えてきます!
進む道がわからない
「迷子」の気持ちから
進む道が見えている
「冒険者」のような気持
に変化することができます!!
2学期は、
不登校についても
進路についても
いろんな悩みが
どんどん湧いて出てくる時期...
まさに、
不登校と進路の悩みは
待ったなし!
の時期に入ります。
だからこそ、
お子さんにとっての
ベストな選択ができるように
まずは
ママのエネルギーを
養っていきましょう!!
不登校は新しい始まり
そして
成長の扉
涙する日があっても、
子どももママも
必ず明るい未来がある!
一緒に前を向いて
歩いていきましょう...!