初日に続いて参戦。

昼も夜も入った。

ちなみに、同じ舞台を一日に複数回見るのははじめてだ。

 

池袋には11時ごろに到着。

昼公演は12時スタートのため、寄り道せずにまっすぐ会場へ。

今回はDVDの予約も行った。

現金のみの決済かと思いきや、キャッシュレスも可能になったのはありがたい。

DVDが届くのは今年の暮れあたりになりそうだが、これでセーラー服姿の理子ちゃんを見たいときに見られるようになる(笑)

 

 

昼の座席は3列目のほぼセンター(やや上手寄り)。

最前列だった初日に比べればやや後退したことになるが、至近距離でステージを見ることは十分にできた♪

 

この舞台では理子ちゃん(役は仲村ナズナ)のナレーションが多い。

りこりこヲタクなら常に耳をうさぎにしてスタンバイする必要があろう(^^)

冒頭から理子ちゃんの語りを聞くことができる。

しかし、切ないシーンだ。

不覚にも今回は最初から涙腺が緩んでしまった( ノД`)シクシク…

ナズナの家庭状況をあらかじめ知っていると、ウルっときやすくなってしまうだろう…

 

理子ちゃんをはじめ、演者は基本的に長崎の言葉を使っている。

原作の小説でも同様だ。

訛りゆえに理解が困難になる箇所はほぼないと思うが、演者の皆さんは現地の言葉を見事に使いこなしている。

理子ちゃんの長崎弁(厳密には五島弁か)はとても自然で、方言が役作りにも大きく貢献しているように思えた。

「山岸理子」を感じさせないくらい、仲村ナズナの世界が確立している。

女優・山岸理子はさらに一皮むけた。

余談だが、理子ちゃんと真琳ちゃんで長崎弁によるトークショーを実現してほしいと妄想するヲタク(^^;

 

コンクール以降のシーンではハンカチが手放せなかった(´;ω;`)ウゥゥ

合唱をしているところ自体が感動的。

基本的に、全員で1つのものをつくりあげるということに対して自分は冷静にとらえるタイプだ。

自分自身が感極まることもないし、他人のそのような様子を見て心を動かされることもない。

しかし、この舞台では180度正反対の立場だった。

全員が一つになって歌う姿にこみあげてくるものがあり、ウルウルせざるを得ない。

また、幼少期の記憶がよみがえってくるときのナズナ。

ここは個人的にいちばんグッとくるシーンである。

体を震わせて泣いてしまったのはいつ以来か(^^;

 

 

夜公演は4列目のセンター。

ステージは少し遠くなったように感じられたが、ステージ全体は万遍なく見渡せる。

理子ちゃんはどのポジションにいてもよく見えた💚💚💚💚💚💚💚

 

やはり理子ちゃん演ずるナズナのシーンで感涙を催してしまうことが多い。

しかし、ここでは理子ちゃん以外の役者さんの演技にも一度ならず心を打たれた。

 

コンクールを終えて、コトミとサトルがさしで話すシーンはグッとくる。

自分の存在を卑下するサトルをコトミが一喝。

コトミの熱さにウルウルしてしまった。

 

それから桑原家の皆さん。

合唱に対して否定的だった父親が最後のあのシーン(詳細はネタバレ防止のためぼかしておこう)でガラリと変わるところ。

サトルとアキオ(サトルの兄)への愛と優しさでいっぱいの母親。

家族とは、1人1人の価値とはについて考えさせてくれた。

 

そして、ナズナといえばとても気の強い女の子。

とある事情から男子に対しては尋常ならざる嫌悪感を抱いていて、男子への態度は非常にとげとげしい。

怒鳴り声を出したり、ときには手を出したりすることも多々ある。

素の山岸理子ちゃんではまず考えられない(笑)

実際とは正反対のキャラゆえに、難しいところもあっただろう。

正直なところ、自分は気の強いタイプのキャラはやや苦手である。

しかし、不思議なことに理子ちゃんの演ずるナズナにはそういう人にありがちな「えぐみ」がない。

理子ちゃんが最高級にかわいいというのも確かにあるだろうが、それだけではないような気がする。

人間山岸理子のソフトさが演技にも反映されて、「えぐみ」を中和しているのではないだろうか。

いづれにせよ、男子に激怒したり冷淡にそしてきつく接したりしている理子ちゃんもかわいい💚💚💚💚💚💚💚

 

 

残すところ千穐楽のみとなってしまった…

セーラー服姿の理子ちゃんとお別れになるのが寂しい…

 

余韻に浸りたい気分だった。

繁華街の雑踏に吸い込まれたくない。

会場を出たとき、少しひんやりとした夜風が心地よかった。

 

 

ヤギシオリが見に来ていたね🧡🧡🧡