物理の力学分野におけるとても重要な法則である。

ばねの伸びはばねを引く力に比例するというもので、加えた力をF、ばねの伸びをx、定数をkとすると、

F=kx

という関係の成り立つ法則だ。

 

中学校でも習うらしい。

自分が中学生のときに教わった記憶はまったくないが…

そう、自分は重度の物理音痴であり、この分野ではかなり苦労を強いられた。

中3になって受験勉強をする際に物理分野はゼロからやり直した記憶がある(汗)

そして、高校時代の物理の授業は完全に落ちこぼれで、もはや壊滅状態だったちょうちょうさんorz

 

さてさて、BEYOOOOONDSの新曲にこの曲名が出てきたとき、どんな曲になるのかとても気になっていた。

MVはこちらである。

 

 

 

 

なるほど!

ばねはビヨーンと伸びる。

最初に美葉ちゃんがフックの法則について説明するが、そこで合点がいった(笑)

そして、「力は伸びに比例する!」というところから、この歌は始まる。

これは物理の話のみならず、普遍的に当てはまることではないか。

 

「As extension, as extension, so is power」という見慣れぬ英語の歌詞が出てくる。

実際は「as extension」の部分は繰り返されないのだが、「力とともに伸びあり」という意味だ。

もとはラテン語の「Ut tensio, sic vis.」である。

近世ヨーロッパの学問の世界ではラテン語がまだ幅を利かしていた。

西洋史における近世はおおよそルネサンスから市民革命もしくは産業革命あたりまでとなる。

フックの活躍した17世紀はぎりぎり近世にくくられるだろう。

堅苦しい話はともあれ、ビヨメンはここで躍動感のあるダンスを展開。

ヲタクとしてもフリコピのやりがいのある部分ではなかろうか。

 

最初はみいみのパート。

みいみがルックスでもパフォーマンスでも大人のおねいさんになったことを改めて悟った。

次はももひめ。

歌唱力がかなりブラッシュアップされ、その歌声がまるで心にしみこんでくるのを感じた。

 

「弾性でDance Dance Dance」という歌詞がビヨらしい。

ここでは「弾性」と「ダンス」をかけているのだろう。

また、「弾性」とは物体に力を加えると変形するが、力を除くと元の形に戻る性質のことである。

つまり、ビヨーンビヨーンでBEYOOOOONDS(笑)

そもそも、フックの法則の別名は「弾性の法則」だ。

思わず膝を打ちたくなる歌詞である。

 

「慣性にBye Bye Byeして」(まえここパート)とか「失敗をばねにして」(しおりんパート)とか「後ろ髪に反作用」(ゆはパート)なども着目してしまうところだ。

力学とBEYOOOOONDSのコラボ、これは面白い!

 

そして、島倉ちゃんのジャージっぽい衣装がこのMVで引き立っていた(笑)

微妙なダサさ(?)がかえってかわいい💜

 

 

ところで、ビヨは昨年の「旅人算」に続き「フックの法則」と、理系ネタで攻めつつあるね(笑)

次は何を持ってくるのか?

余談だが、「旅人算」で出てくる問題(速さに関するもの)は、旅人算の考え方を用いず、脳内で連立方程式を立てて解いてしまったことをここで告白しておこう…(^^ゞ