先月末の話になるが、野中広務・元国家公安委員長が死去。
92歳だった。
私の青春時代に活躍した政治家がまた1人、鬼籍に入ったことになる…
彼の政治信念や信条は別として、叩き上げで国政に進出し、しかも「影の総理」と呼ばれるほどの実力者にのし上がったことは特筆すべきであると思う。
旧制中学を卒業後、国鉄職員、園部町長、京都府議、京都府副知事などを歴任して、昭和58年に衆議院に転身。
並々ならぬ苦労をしてきたことは言うまでもないだろう。
ボンボンの世襲議員や高学歴のエリート議員が増えつつある(彼の代議士時代も多かったはずだが)中、稀有な存在だったかもしれない。
叩き上げというだけで、何だか気になってしまう。
政治的な業績や評価はいっさい抜きにして、叩き上げという過程には何か光るものがあった。
そんなまなざしで彼を見ていた点はあったような気がする。
ご冥福をお祈り申し上げます。