前回の続きです。
夕食はダイニングで頂きます。
テーブルのキャンドルが揺らめく、落ち着いた大人な雰囲気のダイニングでした
浴衣の着用が禁止である事は雰囲気を損ねないポイントですが、湯上りに着替えなくてはならずちょっと窮屈でした。館内を見渡すと全8室に対して、7つのテーブルが埋まっていました。梅雨の平日にもかかわらず、ほぼ満室だったようです。
そのうち3組は記念日のプランで、あちらこちらで花束をプレゼントをする様子をお見掛けしました。カップルでお誕生日や結婚記念日を祝うには最適な空間だと思います。
和と洋が味わえる夕食
和のオーベルジュを謳う夕食は、目も舌も楽しませてくれました目の前で盛り付けてくださる料理や、デコレーションしてくださるデザートに深いこだわりを感じました。
ですが、アルコールを頂かない私たちにとって二時間半の食事は長かったです。また盛り付けの度に道具一式をワゴンにのせて移動するのもキャスターの音とスタッフの靴音が響いて気になりました( ;∀;)ああ、細かくて申し訳ない
たぶん厨房に最も近い手前のテーブルだったので尚更だったのだと思います。奥のテーブルならば静かに食事を楽しめたかもしれません。席は先着順ですので早めに行かれることをおススメします。
メニューで印象的だったのは蕎麦の実から育てているという十割蕎麦です。昆布と塩の透明な蕎麦つゆで頂くのは初めてだったので新鮮に感じました。
館内にはそば打ち専用のお部屋もありました!
夏といえば鮎!お皿の模様の一部はお塩で描かれたものです。盛り付けも凝っていますね
足柄牛のローストビーフは甘いソースがお肉の油をまろやかに包む上品な一皿で美味しかったです。ソースは黒トリュフ入りでお皿はエルメスでした
魚沼産コシヒカリと活きアワビの炊き込みご飯。
デザートは目の前でデコレーションしてくださいます。スタッフさんがササーッとお花の模様を描いてくれました
優雅な気分でいただく朝食
朝食はお部屋食かダイニングを選ぶことができます。私たちはお部屋食を希望しました。時間になるとスタッフの方がお料理と共にテーブルとイスを持って現れ、室内にセッティングして下さいます。
きれいに整った食卓は優雅でしたが、簡易テーブルなので安定が悪くナイフを使うたびにガタガタと揺れるのは困りました。またテーブルが小さいので食事がし難かったです。ああ、小うるさくて申し訳ないです…。でもお部屋食はとてもよかったです!
感想
お部屋のインテリアは特注のイタリア家具、ルームキーのアクセサリーはブルガリのキーリング、ダイニングのお皿はエルメス等々、お食事以外にも随所にこだわりが見えるお宿です。女友達や母娘で非日常を楽しむのも良いですが、大人のカップルが記念日を祝う場所として滞在する方が相応しいように思いました。