百人一首、やったことある?

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あれはヒノキだったような...


大人が持とうとしても
ひと抱えの

立派な木の箱に入っていて


並べて取る札も

読み手が手に持つ札も

板でできていて


墨を使った筆書きで歌が書かれていた




母のお姉さん

伯母の家ではじめて見て 触れた百人一首は

札を並べてみると

荘厳な雰囲気だするものだった^^;


母も 伯母も

すべての歌はもちろん


ひとつひとつの歌を誰が読んだのかまで

ちゃんと知っていた





文字 ひとつひとつに意味がある


子どもだったぼくがそんなことを

ぼんやりと学んだのも

百人一首だった





木の札の百人一首は無理にしても と

母もその後間もなくして


千代紙を重ねて作ったような

しっかりとした手ごたえの


けれど

手のひらに収まる

小さな百人一首を一揃い買った





蛍の光 窓の雪... の

歌詞と同じ暮らしの中で


暗い家の

ランプの光の情景が


百人一首を覚えた時間に重なっているんだと

話してくれたこともあった





百人一首は

情感で読むものだったと





その意味が

今のぼくには

分かるような気がする^^