ふりかえれば

良かれと思って... とは

よく言う言葉



優しさ とか

思いやり だなんて思ってはいない



ただ

どうしてあげるのが

その人のためになるだろう...



そう願っているだけ

のつもりだったけど





歩きはじめたわが子を思うとき...


そんな気持ちも綴っていたのに


母に寄り添っていたときのような気持ちで

義母を考えていたのじゃないかと

気づいたのです



転んでけがをしないように...

そう願っても

抱き上げてしまっては

わが子は歩くことができない



それと同じなんだと

気づいたのです




変わってあげることはできない


母の時がそうだったように

和らげてあげることができたとしても

分かち合ってあげることはできない


そのことは

よく分かっているのです


その切なさも知っているのです


だから

必要だ言われた時には


いつでも

どんな事にも

手を差し出してあげられるように


それが

寄り添うということだったのです