稽留流産体験記(2018/7/18) | みみみのみっちのブログ

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学童指導員のアラサーが日々思ったことを徒然と綴るブログ


※流産手術までの経過と体験談です。
現在妊娠中の方や不妊治療をされている方等
不安になられる方もいらっしゃるかもしれません。
心配な方はバックでお願いしますね。
 




















 

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○経過○
4週3日初受診、胎嚢らしきもの確認
→6週まで茶色いおりものが続いたため、診断は切迫流産となる。

その後受診するも胎嚢の形がいびつ、中が真っ黒に見えない等診断が続く

7週で心拍なのか、私自身の脈なのか分からないくらいのものを確認。
胎嚢は安定した見た目ではあったが、サイズは2週ほど遅れていた。
9週4日、8週はじめの大きさで流産を確認。
卵黄嚢確認、胎芽も約1.5ミリまで成長。


○症状○
生理予定日から茶おりが続く。茶褐色で鮮血はなかった。
この頃から胸のはり、下腹部痛、だるさ、吐き気が出始める。
7.8週目は特に悪阻がひどく、意地でも吐かないでいたが記録的猛暑の中コップ一杯の水しか飲めず、トイレも一日一回が続く。
(それまではかなり食は細くなり4キロ落ちたがゼリーやアイスなどを口にしていた)
流産と診断された日に脱水の診断、点滴を受ける。

約一ヶ月の間に3日しか出勤できず。




○入院から手術の流れ○

もし検索でこのページを見てくれた方がいたら、きっと手術に大きな不安をお持ちのことと思います。
私もそうでしたから…。

私の場合悪阻が酷かったので先生が早めに手術したほうがいいね、と言って下さって、土曜日診察で火曜日入院になりました。
その日に採血をし、手術に問題がないか検査をします(結果は手術後に聞きましたが)


入院当日、14時に病院に入ります。
普通に診察時間なので周りは妊婦さんばかりでしたが、辛いとかよりもどうなってしまうのかと不安でいっぱいでした。

普段と同じ診察室で内診され、先日と変わりないことを確認され、そのままラミナリア(子宮口を開くための乾燥した棒状の海藻、水分を吸うと太くなる)を挿入。
調べるとかなりの痛みがあるとのことでしたが、挿入自体はそれ程ではありませんでした。
ラミナリアの後に湿ったガーゼも入れられます。
その日はウォシュレット、シャワーは禁止、もしトイレ等でラミナリアが出てしまっても流さずにナースコールをするよう言われました。

私は個室を選択したので、15時くらいからはずっと部屋でテレビを見ていました。
その日の夕食後から抗生剤(フロモックス)を毎食後飲むこと、21時からは飲食禁止と説明されます。
両親が夕飯まで付き添ってくれました。
ご飯が美味しい産婦人科だったのでよかったです。
でも食べながら生理痛とも違うなんと言えない痛みに何度も箸が止まります。
あまり看護師さんは来てくれません、寝る前に体温と血圧を測りに来てくれました。
消灯は21時。
寝られるわけもありません。
3時くらいまで起きていました。


当日5:50看護師さんが来て体温と血圧を測り、点滴をゆっくり入れ始めます。
7時頃、9時半から麻酔を入れますのでご主人には9時過ぎに来てもらえるよう連絡をしてくださいと言われました。
時間通り主人が来てくれて、下着に夜用ナプキンをつけます。
本当に本当に怖かった…ずっと泣いてました。
でも看護師さんが来るたびに強がって、物分りのいい患者でいたのです。

9:20頃、看護師さんが迎えに来て、主人はそのまま部屋で、私は手術室なのかな…部屋の名前は分かりませんでしたが、分娩室ではなかったと思います、に入ります。
ドラマで見るよりは狭いけれど台の上に大きなライトがあって、台は平らじゃなくてはじめから足を広げておくタイプの台です。

3人ほどの看護師さんがテキパキと色々してくださって、初めてみる女医さんが軽く、優しく挨拶してくれた途端、決壊…大泣きしてしまいました。
辛いよね、大丈夫よ、任せてね…と涙を吹いて深呼吸を促して頭を撫でてくれました。
眠くなる薬入れますね、と言われ、すぐに意識はなくなりました。
人生初の、全身麻酔でした。


夢を見た覚えもなく、でもなかなか瞼が開けられず、でも主人が手を握ってくれていたのが分かりました。
酸素マスク越しにお腹が痛い、と言った記憶があります。
痛みの記憶が本当にその時のものだったのか、もしかしたら術中のものだったのかは分かりませんが…。
それから主人と話しをして、看護師さんが入って来て点滴の確認や、無事に終わったこと、もう少し休んでいてねと言われました。
時計を見ると10時くらい。
この部屋は回復室みたいな所で、主人も終わりましたと言われて来たら私が寝ていたということです。
あまり時間はかかりませんよと言われていましたがあまりにあっという間で主人も驚いたそうです。

それから一時間ほど休んでいました。
途中赤ちゃんの泣き声が聞こえて、新生児の泣き声っていいよね、なんて話しをしていたら、その時産まれた赤ちゃんの声だったようです。
11時過ぎ、歩いて病室へ戻り、12時の昼食を完食できるくらいの元気はありました(お腹は空いていました…)

術後の診察が15時頃になりますといわれ、主人と二人うとうとしたりしながら支度をして待ちました。
痛みはほとんどありません。

時間通りに呼ばれ、一般じゃない診察室で手術をしてくれた先生が見てくれました。
ガーゼが入っていたのですが出すときに少し痛かったです。
その後小部屋で血液検査の結果と、今後の流れ、質疑応答です。
血液検査は標準的なものに加えエイズ、肝炎等。
1週間後に受診して、その後も数回通院があること。
1週間後まではシャワーのみ可。
もし3ヶ月しても生理が来なかったら受診してほしい、早ければ一ヶ月くらい、大体40日前後で再開すると思うということ。
普段の生理以上の出血、腹痛、高熱があった場合は夜でも電話をするように、とのことです。
赤ちゃんは病理検査に出すとのことだったので、もし胞状奇胎だったら来週分かりますかと聞いたら、見た感じは大丈夫だと思うけれど、確かなのは来週ですと。
仕事はと聞いたら、いつからとは言えないけれど今週中はゆっくりしたほうが、ということでした。
看護師さんがその後部屋で薬の説明とお見送りをしてくれました。

別れ際、看護師さんが『お仕事、無理しないで…休めるならゆっくりしてね。何かあったらいつでも電話下さいね』と言ってくれました。
私が手術台で大泣きしたのを知ってる方でした。
優しいな、嬉しいなと思いました。



怖かった気持ちは書きましたが、赤ちゃんへの気持ちまで書くと長くなりそうなので胸に秘めておきます。

帰宅し、収縮剤を飲んでも痛みはありませんでしたし、ほとんど出血もありませんでしたが、2日め終わりくらいから生理痛と生理4日目くらいの出血が始まりました。
痛み止めは使用しませんでした。
出血も常に鮮血ではなく、ナプキンには茶色い血が付く感じで、拭くと赤い血が付く感じです。
生理独特のにおいとは違う気がしますが、気のせいかもしれません…。
つわりは完全におさまり、食欲が戻りました。

本日術後1週間の検診で、子宮がキレイであること、出血もそろそろ落ち着くだろうけど、あと1週間くらいはだらだら続くだろうこと、3週間後にhcgを測って出なければ今回はおしまい、2回生理を見送ったらまた頑張っていいからね、とのことでした。
………妊娠前に体重がほぼ戻っていたことに驚きだよ!(調子に乗って食べすぎた!動かないのに!)






もし同じ診断を受けて、怖くて一人で泣いている人がいたら、メッセージでもコメントでもいただけたらと思います。
私もアメブロ、ママリ(携帯アプリ)で情報を集めまくりましたから…。

ネットに書かれるって、痛かったよ!ってことが多いと思うんです。
そうでもなかったなって人は書かないだけで、大半なんだと思います。
もし普段から生理痛も全くないんです!って方はもしかしたら痛み止めをもらったほうがいいかもしれませんが、私は普段からも酷い日は痛み止めを飲むくらいなので、我慢が出来ない程では決してありませんでした。

赤ちゃんと別れなきゃいけない心の痛みに加え、体までボロボロになるのは辛すぎますから…少しでも気持ちが和らぐならお手伝いさせていただきたいと思います。


不安なことは入院したときに看護師さんに聞いたほうがいいです。
私は正直に、自分で調べたら、麻酔の効きが悪くて途中で醒めてしまった人もいるらしく、初めてのことなので怖いですと言いました。
確かに麻酔の効き方は個人差があるけれど、そういったことはないようにその人にあった十分な量を使うから大丈夫ですよ、とのことでした。
実際受けてみないと分からない部分はありますが、聞かないで不安なままよりはずっといいと思います。


怖くて当たり前です。

泣いていいんです。


辛いんですから、いいんですよ…。


少しでも、誰かの参考になったらいいなと思いますし、私自身の備忘録としてもいい場になったのかなと思います。

長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました。