
小さい時から一人で電車に乗って泊まりに行ったり、弟が生まれるときも預けられたりで大分おばあちゃんっこになった私です。
父方・母方ともに孫で女の子が私しかいなかったもので、とても可愛がってもらいました。
運動会にも来てくれたし、遊びに行くといつも私の好きなお菓子を買っておいてくれました。
でも今は施設に入っている母方の祖母だけになってしまいました。
大正13年生まれです。
よく手をつないで歌を歌いながら最寄駅近くのスーパーまで買い物に行って、遊ばせてくれました。
2軒隣の家が火事になったときはなぜかテレビのリモコンを持って逃げてました。
一緒にお風呂で遊んでくれました。
成人を過ぎても一緒にデパートで服を買ったりお茶をしたりしました。
大好きなおばあちゃんです。
でも、認知症が進み、脳出血のため半身が動かしづらく、今は施設で過ごしています。
私は仕事が休みの土曜日、出来る限りおばあちゃんのところに行くようにしています。
ようやく最近水ようかんが売られるようになったので、ほぐして食べさせてあげてます。
飲み物もとろみをつけないと危ないのでおばあちゃんの好きなリンゴジュースをスプーンで飲ませてあげます。
毎日姉妹で電話をしていたおばあちゃん。
おしゃべり大好きだったけど、今はうまくしゃべれない。
でも「ここにいてくれや」って時々いわれるととても辛い。
ごめんね、また来るからねっていつも言うけど、おばあちゃんにとって一日や一週間がどれくらいの感覚なのかも私には分からない。
もしかしたら、いつか行ったら、私のことが分からないかもしれない。
それでも、後悔だけはしたくないから、私はおばあちゃんに会いに行きます。
できることは少ないけど、おばあちゃん目だけはいいから(笑)顔見せに行ってます。
ずっとずっと長生きしてほしいけど、そうはいかないのは分かってるから。
だからこそ目を背けずに、おばあちゃんのところに通います。
そういったことを教えてくれたのも、今は天国にいるおじいちゃんおばあちゃんです。
私の大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにいっぱいのありがとうを伝えたいです。