
年度末の忙しさで出遅れた感がありまくりのブログネタになります。
私はこの5年間月に数回某動画サイトで津波の映像をかかさず見ていました。
それは自分の身にいつ何が起こるか分からないから備えておかなきゃとか、今でも仮設住宅に住んでいる人はたくさんいて何かできることはないかとか、たいそうなことを考えているわけでは申し訳ないんですがないのです。
ただ、忘れないために。
それから、今でも苦しんでいる人がいることを思い出すために。
震災当日、私は異動前の児童クラブで働いていました。
帰ってくるのが早い2年生までが室内と校庭とに分かれて遊んでいて、私は室内にいました。
正直震度5という感覚は全くありませんでした、2年前に建てられた新築の体育館の下の一室だったせいだと思います、とりあえず部屋にいた子を真ん中に集め、おさまったと思ったら外に出し校庭組と合流。
3年生以上はそれから数分後に避難してきました、待機している間に余震があり、こんなに揺れたのかと驚いたのを今でも覚えています。
児童クラブの子はクラブの子で引き取り、習い事や一人で帰る子も全員お迎えに。
でもその連絡すら取れない状態、どうしようもありません。
お母さん同士で連絡がとれた方が数人引き取ってくださったりで20時すぎには全員帰ることが出来ましたが私が帰るのはそこから3時間くらいかかりました。
その数か月後、福島から引っ越してきたという子が入所しました。
明るく元気な子ですが、ほんの少しの揺れでもとにかく怖がってしまい、お母さんのお迎えが来ると涙目で抱き付いてしまう子でした。
当時は保育園だった年齢の子ですが、どれだけの怖い思いをしたのか私には想像もできません。
共働きのお家は、万が一こういった災害が起こったときどこに逃げるのか、登下校中だったらどうするのか、話し合っておくことがとても重要だと感じました。