前回の記事 「新型コロナ通信(48)- 第5波」 の続きです。
何かまた 「時の政府」が、阿呆な意思決定を、してませんか?
誰がこんな阿呆な政策を考えるの?
政治主導による意思決定であったにせよ、役人はキャリアは何を黙って突っ立ってるの?
それで仲間内では、俺たちは悪くなかったと、上から目線で悪口を言い辛うの?
路線を正せない、お前らも悪いだろーが?
自分の家庭生活(家庭収入)を考える前に、国民の生活を考えろっつーの。ボケ!
中等症以下は在宅治療?
少なくとも、峠は越えて回復に向かっている状況下にあり、早めにベッドの回転を速めるために、自宅で酸素吸入を受けながら在宅というのは、「あり」 かも知れません。
しかし、それは 「入院基準」 ではありません。中等症のⅠが肺炎の症状を呈するもので、中等症のⅡがそのうち酸素吸入を必要とする者です。容態が安定せず病変が進行しやすい新型コロナにおいて、この治療を在宅で行うというのは、もはや、”医療体制は事実上崩壊” し、”厚生労働省も医療機関もこれ以上、社会的役割を果たせない” と、国が宣言しているようなものです。
まあ、すぐに 「社会混乱」 が生じます。
救急隊員が、判断するわけには行きませんので、救急車はとりあえず患者を病院に運びます。
病院が満床であれば、救急車はそこから市街近隣を彷徨い続けます。病床が空いていれば、診察して貰えるのでしょうか。しかし、そこで血中酸素濃度を計測して、一定値以上であれば、帰って下さいとなります。
ECMO を含む人工呼吸器接続が入院の前提になり、それ以外の人達は治療を受けられるかどうかも分からないのです。
医療崩壊により、救急車は遺体搬送者となり、医療機関は遺体保管所と化します。もう馬鹿なの?
トリアージとは全く ”逆” なのです。
一番重要なのは、中等症のケアです。軽症で在宅で待機している人も、症状が急激に悪化した場合、ここでの受け入れが生死の分かれ目になります。一般の病院にある酸素吸入設備を使用し、それ以上悪化させない。
ここを一番手厚くすべきなのに。
今現在、感染症を見ている入院施設がいっぱいとなり、中等症の病床でも重症患者を看ないといけなくなっていると言われています。それであれば、それにあわせた体制のシフトこそが急務です。
医療行政の最高機関である厚生労働省が、中等症患者は在宅などと言ってしまったら、これはほとんど医療機関では診ませんと匙を投げてしまっているのも同然。ありえません。
利権争いはもう十分。弁護士会よろしく、第二医師会を作って貰いたいくらいです。
これについては、テレビに出演している医師の方なのでしょうか。ワイドショーを含めてほとんどテレビを見ていないので分かりませんが、その先生であるインターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁氏が、菅義偉首相と小池百合子都知事に「2人とも至急お辞めになった方がいい」と怒りの発言をし、「倉持先生」がツイッターのトレンド1位にランクインしたとのことで脚光を浴びているようですが、まあ良識のある方であれば当然の感想だと思います。
「Nスタのキャスター固まらせた、怒りの発言『倉持先生』がトレンド1位」
これだけ 理系言葉で言えば 「指数関数」 的に、文系表現を使えば 「幾何学級数」 的に、エクスポネンシャルに感染者が増えているということは、感染を妨げる要因が何もないこと、感染をブロックするものが何もないことを意味しています。
酒は止めても効果なし
にもかかわらず、なんで酒?酒?
あまりにも 「竹槍」 的な発想過ぎて、涙が出ます。
人が同じように騒いでいれば、酒でなくて、水でもジュースでも、同じです。
路上で騒いでいても、(BBQのように)食事が伴わなければ、問題は生じていないでしょ?
保健所は目の敵になって、路上飲みによるクラスター感染を捕捉すべく感染者の足取りを血眼になって追っている筈ですが、パチンコ屋騒動と同じく、未だに路上飲みでのクラスター感染例は1例も報告されていません。
現時点での感染は、「飛沫核感染(エアロゾル感染)」 ではなく、「飛沫感染」 もしくは 「接触感染」 で広がっています。
そんなの 「消去法」 で解かる(推論できる)でしょ?
今回の愚策提言で政局入り確定
まあ、政治的にはもう終わりました。
前回の、国税庁から金融機関そして酒卸を通しての 「飲食店」 の締め上げも、これは裏の手でです。独裁国家や共産であればまだしも、民主主義・自由主義を謳うのであれば、横綱同様、国が大っぴらに使ってはいけない手。品格を問われる手なのですが、例の力士同様、今の政治家も役人もそんなことはお構いなし。
そして今回の、中等症以下は在宅治療・自宅待機もそう。
感染者数のあまりの増加にビビったことは想像に難くありませんが、国がこれを言ってはお終いです。
菅政権も、もう終わりかも知れません。公明党も黙ってはいられないでしょうし、はっきり言ってそんな暇はないのですが、政局になります。
危機管理には自衛官を
そんなに医療体制がそして役所が逼迫しているのであれば、新型コロナの統制を全て自衛隊に任せて下さい。
緊急事態・非情事態であるにもかかわらず、タラタラと平時の対応しかしないし出来ない役所に役人は、自衛官の指示を仰いで下さい。
まだ首が繋がっている 「リスク管理」 を知らない、リスク管理担当の審議官は、さっさと辞めて下さい。
「中等症以下は在宅で」 などと発表するくらいなら、ホテルを借り上げるなり強制的に接収して、ホテルの駐車場に野戦病院でも何でも良いので、医師や看護師常駐で、中等症までの簡易入院施設を作って下さい。
医師会は自分達に危害が加わらないように逃げてばかりいないで、上から目線で政府に要請ばかりしていないで、医師も看護師も、それこそ輪番制でも良いので医師会が連れて来いと。
もう、これぐらいの提言は、去年くらいにしとけよ。
あちこちに、こういった拠点を設けて、そこを発熱外来・コロナ外来にして、ワンストップセンターとして運用すれば良いのです。
もう 「イベルメクチン」 ばら撒けよ。
似たような発想を持つ地方自治体職員がいたとしても、中央官庁から枠組みが指定され固定化されてしまえば、それを超えて習性改変するのは困難を極めます。これは都道府県庁と市区役所の関係においてもそう。
役人だって馬鹿ではありません。多くの方々がこのような制約に縛られながらも、善処されていることは重々承知しております。しかし役所の方の多くは、平時の運用には慣れていても、緊急時などの暫定運用に慣れておりません。
なので、どんどん首が締まっていってしまうし、なかなか調整が進まない。
組織統制の点では、平時の中央官庁は、事務次官をトップに事務方の筋を基軸に回っておりますが、こういった有事に際しては、ここの要所要所に自衛隊を配置し、相互に連絡を取り意思疎通を図るだけでも、全く違います。
「ゲス」 と 「カス」 と 「クズ」
こういうことを書くと、また誰かから 「上から目線なんだから」 と言われそうですが、自分自身に 「ゲス」 の自覚はあります。
渡辺謙や渡部健?ではありませんが、「ゲス」 である自覚はありますが、それと併せて 「カス」 は少しカスってるかも知れませんが、「クズ」 ではない自覚もあります。
「カス」 は文字通り ”使いものにならない” ヤツのこと。そして 「クズ」 とは、人を食い物にする連中です。
自分がその権限を握っているにもかかわらず、責任を取りたくなくて、日和見している輩がいるとすれば、自分の基準では、こういう連中は 「クズ」 です。
女の骨の髄までしゃぶり、使えなくなった女は捨てる 「ホスト」 連中と大差ありません。
このコロナ禍の中で言えることは、「自分のことしか考えていない輩」 と、「他人のことばかり考えている人達」 がいるということ。そして動かれている方は、既に何も言わず、寡黙に動かれているのだと思います。
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自分のことを 「ワル」 と認識出来ている人は、まだ性質が良いと思います。
本当に性質が悪いのは、自分の 「ワル」 を認識出来ていない人達。
でも良いんではないですか?
他人のせいにして言い訳して、生きていけば良いわけですから。
自分が薄汚い羊であることを認識せず、自分を汚れのない真っ白な羊だと思い込んで 「仕方なかったのー、仕方なかったのー」 と言ってなさい。
こういうことを考えると今も頭に浮かぶのは、芥川龍之介の 「蜘蛛の糸」。
カンダダだったか、カンジダだったか忘れましたが、何で外国名なのでしょう。
そして思うことは、性根の腐った 「クズ」 だけにはなりたくない。
何でなのでしょう?
多分きっと、前世の自分は 「クズ」 だったに違いありません(苦笑)
今世では、「ゲス」 を目指します♪