昨日、映画「イントゥ・ザ・ストーム」を観に行った!
直径3,200メートル、秒速135メートルという、これまでにない史上最大の巨大な竜巻に襲われた人々の
死闘を描いた、ディザスターパニック作品。
※ここからネタバレ
正直、かなり期待以上な出来だったので、驚いた。
こういうパニック映画はよく見るんですが、結構、期待ハズレなことが多いので、
それほど期待はしていませんでした。
そしたら、なんのなんの・・・
何だろう、”ホラー映画とは全く違う恐怖”を味わった。
いつ、どこで発生するか分からない竜巻の恐怖。
少し離れた前方のほうで、わずかに風が渦を巻き始めたと思ったら、一瞬で巨大な竜巻に変わり、
もうすぐそばまで迫っているという恐怖。
そして中盤の、竜巻が「炎の渦」に変貌したときは、何とも言えない恐怖を感じた。
映画だとは分かっていても、顔がサァッと青くなるのを感じた。
そしてこの作品は、最先端の映像技術を使った、POV映像での撮影。
POVとは「主観的」という意味で、イントゥ・ザ・ストームでは、登場人物がカメラを持ちながら
竜巻から逃げる、という演出だったので、まるで自分も、そこに居合わせているかのような感覚になる。
思わず自分まで逃げ出したくなるような、とてもすさまじい竜巻映像になっているのだ。
どっぷりと映画の世界の中へ飲み込まれてしまった。
だから、人間が竜巻に襲われるシーンになるたびに、あの映画館のイスの、ひじかけを思わず
ガシッとつかんでしまったり、常に拳をグッと握ってしまったり、まさに手に汗握る映像の連続だった。
どこに逃げても、救いのない感じ。
ずっと体に力が入りっぱなしの状態だった。
これは、映画館の真ん中らへんで、視界全体がスクリーンで埋め尽くされる場所で見るのが一番だ。
というか、これはテレビ画面で見るような作品じゃない。
映画館の大画面で見ないと、この作品の魅力は、恐怖は、伝わらない。はっきりと断言できる。
もちろん、映画館のイスが動いたり、実際に暴風が吹いたりするわけじゃない。
でも、「怪物のような竜巻を”体感した”」気分になるんだ。
そして、こんなバカみたいにデカい竜巻が、起こるなんてありえないと思う人もいるかもしれない。
でも自分は、とても人ごとのようには思えなかった。
だって、最近の日本の異常気象は、ひどいから。
現に、東北大震災で、ありえないような巨大な津波に、町や人々が無惨に飲み込まれていったのを、
テレビ画面越しとはいえ、この目で見たじゃないか。
今は広島で、ものすごく大きな被害が起きている。
この作品に出てくる巨大な竜巻も、決してありえないことではない。
ありえないと思うような自然災害が、この世にはたくさん、ありえているんだ、実際に。
この作品に出てくるほとんどの登場人物が一般の市民だから、
自分も同じような目線で考えずにはいられなかった。
アメリカでは竜巻は頻繁に起こっている自然災害だが、日本でも、このような竜巻が襲ってきても
おかしくはない。
そうなったときに、この作品の人物たちのように、見知らぬ人たちのために命を張って
救うことが出来るだろうか。
メインの登場人物たちは、自分たちも逃げながらも、危機にある人々を最後まで支え続けた。
純粋に、すごいなって。
自分も危険な目に遭うかもしれないのに、それでも人々を見捨てない。
自分なら、そんな”人間らしい強さ”を保つことが出来るだろうか―。
これはパニック映画だが、人間愛についても、非常に良く描かれていた。
この映画は、今の日本の異常気象や、頻繁に起こっている自然災害に関心や違和感を持っている人なら
絶対に見るべき作品だと思う。
改めて考えさせられること間違いないだろう。
そして見るなら、絶対に、絶対に、映画館で。これだけは絶対に。
全身で、”竜巻の恐怖を体感すべき”だ。
