(前回の続き)







女亭主はちょっとびっくりした顔で
私を見た




そりゃそうだろう
コーヒー専門店にきて、
コーヒー飲めませんなんて






が、その直後、店主はニッコリ笑って
「どうぞこちらにお座りください」
と、私をテーブルに招いた






テーブルに置かれたメニューには
コーヒーの豆の種類やらなんやら
書かれていたけどわからないので、
何にしたらいいのか聞いてみる






このコーヒーは、こんな感じのもの
と少し説明があったけどやっぱり分からず
ふうんと聞いて、確かメニューの
一番最初のものだったかを頼んでみる







一杯一杯ゆっくり丁寧に煎れてくれる
そうだけど、とてもコーヒーだけでは
飲めそうにないので、自家製のスコーンを
一緒に頼む






少しお待ちくださいと
女亭主はカウンターの中へ戻っていった






古い照明器具があったり、昔のかばんやら
が置いてあり、店内を見せてもらう






脇に急な階段があり、2階も見られると言うので
コーヒーを待つ間、上がらせて見せて貰う






すごい急な階段をゆっくり上がると
小さなスペースに、何人かの作家さんの
手作りの作品や、ミュージシャンの自主制作のCDが置いてあった





なんだか最近、こういう作家さんが多いな





ひとしきり見てまた
急な階段をゆっくり下りてテーブルで
待っていると





「お待たせしました」
と、コーヒーとスコーンが
運ばれてきた






つづく