映画:「ハッピー フィート」 | atom×atom

映画:「ハッピー フィート」


ハッピー フィート


ハッピー フィート [HAPPY FEET]

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監督: ジョージ・ミラー George Miller
声の出演: イライジャ・ウッド Elijah Wood
        ブリタニー・マーフィ Brittany Murphy     他
【解説】
 そこは皇帝ペンギンの国、エンペラー帝国。彼らにとって何より大事なことは、自分だけの“心の歌”を見つけること。歌でハートを伝えられなければ、大人になった時に最愛の人に巡り逢うことは出来ないのだった。ところが、ノーマ・ジーンとメンフィスの間に生まれたマンブルは筋金入りの音痴。しかも、ハートを伝えようとすると、歌の代わりに誰にもマネの出来ない華麗でハッピーなステップを踏んでしまうのだ。ほどなくペンギン失格の烙印を押され、仲間はずれにされてしまったマンブル。そんな彼は、ひょんなことからアデリー・ペンギンのノリノリ5人組“アミーゴス”と出会い、自慢のステップを褒められ自信を取り戻すのだったが…。
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【ネタバレあり】
2006年度のアカデミー賞で「カーズ」を抑えてみごと長編アニメ賞を受賞した作品。しかも、ワシの心のベスト10に入る「ベイブ」の脚本家が監督/脚本を担当しているとあって期待度満点で観賞。
まずは赤ちゃんペンギンの可愛らしさに悩殺されっぱなし。あの短い足のモフモフがヨチヨチ歩いているのを観るだけで動物好きには堪らん。しかも主人公マンブルはタップダンスまで踊ってくれるんだから、もう。でも、あっという間にモフモフの時期は終わってしまってちょっと残念。キャラの区別のためか、何故かマンブルだけは最後まで上半身の羽毛が抜け切らないんだけど、どうせならモフモフのままで通してくれればよかったのに。目が青いかどうかで区別できるし、勿体ない。目が妙にリアルでちょっと恐いのは、まぁ全体のバランスからいけばしょうがないかな・・・。
氷やオーロラなどの背景の表現もCGっぽいんだけど違和感なく調和しているし、氷上を滑るシーンや海の中を泳ぐシーンではアニメーションでしか出来ないアングルの動きがあってワクワク。ブリザードの中を歩くシーンの表現も素晴らしい。
とまあ、映像面では十分に満足できたんだけれど、ストーリーのほうはちょっといただけない。
前半部分は、歌が重要なペンギン社会の中で音痴のマンブルが自分を解放するためにダンスで奮闘する様がミュージカル調に展開してとても楽しいんだけど、後半部分で魚不足の原因として「エイリアン」が出てくるあたりから一気に説教臭いストーリーになってしまって興醒め。せっかくファンタジーで楽しんでいたのに現実的な問題をここで出す必要があったのか疑問。前半部と後半部のストーリーが乖離してしまっていて、マンブルのダンスと環境問題が強引に結ばれている感じが否めないし、マンブルの背中が見えるたびに「エイリアン」のエゴを見せられるようでとても辛かった。環境問題は抜きにして、ペンギン社会で迫害されたマンブルが“アミーゴス”やダンスを通じて自己実現する点に絞ったストーリーにすれば良かったのに。
ところで、ワシが見たのは字幕版だったんだけど、吹替版ではあのミュージカルシーンはどう表現されていたんだろう?字幕対応だったのなら吹替版の意味って・・・って感じなんだけど。でも吹替えられてたらそれはそれで違和感あるしなぁ。吹替版のマンブル役はジャニーズの某アイドル歌手が担当したらしいけど、音痴のマンブルの役を歌手が演じるって本人的にどうなのかね?いや、世間的には全然いいんだけども、プライドとかないのかしらって思っちゃうよね。

【超個人的評価】
★7